企業ホームページを作る際、最も多くの担当者が悩むのが「どのページを作るべきか」「各ページに何を掲載すべきか」という構成・コンテンツ設計の問題です。デザインや費用感は調べれば分かりますが、「自社にとって必要なコンテンツは何か」を体系的に整理した情報は意外と見つかりません。
本記事では、累計300以上のサイト構築実績を持つ当社ピークスマーケティングが、企業ホームページに必須の掲載コンテンツを徹底解説します。必須10ページの詳細・各ページに掲載すべき情報・業種別の構成パターン・信頼を生むコンテンツ設計の5原則まで、これ1本で「企業HPに何を載せるべきか」がわかる内容になっています。
なお、ホームページ制作の全体像(種類・流れ・依頼先の選び方)は当社の完全ガイドで、費用相場の詳細は費用特化記事で解説しています。あわせてご覧ください。
目次
企業ホームページの目的と役割
企業ホームページに必要なコンテンツを考える前に、まず「なぜホームページを持つのか」という根本的な目的を整理しましょう。目的が曖昧なまま作ると、必要なコンテンツも判断できません。
企業ホームページが果たす4つの主要目的

企業ホームページは大きく分けて4つの目的を持っています。自社のホームページがどの目的を重視するかで、必要なコンテンツが変わります。
企業ホームページの4つの主要目的
- 信頼性の確保(名刺代わり):取引前のチェック・与信判断材料
- 商品・サービスの紹介(集客):見込み客の獲得・問い合わせ増加
- 採用活動の支援:求職者への会社理解促進・応募数増加
- 既存顧客との関係維持:情報発信・サポート窓口
多くの企業は「信頼性確保+集客」を主目的とし、状況に応じて採用と顧客フォローを加えます。目的の優先順位によって、力を入れるべきページや掲載情報が変わってきます。
目的別に必要な構成の違い
目的によって、力を入れるべきページ構成は以下のように変わります。
目的別の重点ページ
- 信頼性重視型:会社概要・代表メッセージ・沿革・実績ページを充実
- 集客重視型:サービス詳細・導入事例・お問い合わせ動線を強化
- 採用重視型:採用情報・社員紹介・働く環境・福利厚生を厚くする
- 顧客フォロー型:FAQ・サポート窓口・お知らせ・ブログを重視
監修者
小森 健
企業ホームページに必須の10ページ
目的が定まったら、次は具体的に何のページを作るかを決めます。企業ホームページには、ほぼ全ての企業で必要となる必須10ページがあります。
必須10ページの全体像
企業ホームページの必須10ページ
- トップページ(ホーム)
- 会社概要(企業情報)
- 事業内容(サービス紹介)
- 代表メッセージ(社長挨拶)
- 実績・事例(導入事例・お客様の声)
- 採用情報(リクルート)
- お問い合わせ(コンタクト)
- ニュース・お知らせ(更新情報)
- プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
- サイトマップ(全ページ一覧)
これら10ページを揃えることで、取引先・求職者・顧客が必要とする情報の9割をカバーできます。ここに業種・目的に応じて追加ページ(技術紹介・ブログ・FAQ・店舗一覧など)を加えていく形が、最も効率的な構成設計です。
各ページの優先度ランキング
10ページのうち、特に優先度が高いものを把握しておくと、段階的にリリースする際の判断に役立ちます。
必須10ページの優先度(高→低)
- ★最優先:トップページ / 会社概要 / 事業内容 / お問い合わせ
- ★高優先:代表メッセージ / 実績・事例 / プライバシーポリシー
- ★中優先:採用情報 / ニュース・お知らせ
- ★低優先:サイトマップ(SEO・アクセシビリティ目的のみ)
フェーズを分けて作るのもアリ
最初は最優先4ページからリリースして、後から段階的に追加していく方法もコスト効率に優れています。詳しくはホームページ作成の費用相場で解説している「段階的投資の考え方」を参考にしてください。
各ページに掲載すべき情報の詳細
必須10ページが分かったら、次は各ページに何を載せるかを具体的に決めていきます。「ページはあるが中身が薄い」と意味がないため、各ページの必須要素を押さえましょう。
1. トップページに掲載すべき要素
トップページはサイトの「顔」であり、訪問者の第一印象を決める最重要ページです。3秒で「何の会社か」が伝わる設計が必要です。
トップページの必須要素
- ファーストビュー:会社名・キャッチコピー・メインビジュアル(画像/動画)
- 事業内容の概要:3〜4つの主要事業を視覚的に整理
- 実績数値:取引社数・実績年数・取扱件数など信頼性アピール
- 新着情報:最新のお知らせ・ブログ記事を3〜5件表示
- CTAボタン:「お問い合わせ」「資料ダウンロード」「見積もり依頼」など
- 会社情報フッター:住所・電話番号・営業時間・SNSリンク
注意:ファーストビューで何の会社か伝わらないNG例
2. 会社概要(企業情報)に掲載すべき要素
会社概要は「この会社は実在し、信頼できるか」を判断する基礎情報です。法人として最低限の情報を網羅していないと、取引前のチェックで不信感を持たれます。
会社概要の必須要素
- 正式社名・会社ロゴ
- 本社所在地:正確な住所(郵便番号含む)・Google Mapsの埋め込み
- 支社・支店一覧(あれば)
- 代表者名・役員一覧
- 設立年月日・資本金
- 従業員数
- 事業内容(箇条書きで主要事業を列挙)
- 取引銀行・主要取引先(可能な範囲で)
- 許認可・資格(建設業許可・宅建業免許・特定技術者など業種別)
- 連絡先:電話番号・FAX・メールアドレス・営業時間
追加すると差別化できる要素
沿革(年表形式)・経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)・社員数推移・受賞歴・メディア掲載実績などを追加すると、企業の歴史と信頼性が伝わりやすくなります。
3. 事業内容(サービス紹介)に掲載すべき要素
事業内容ページは「何ができる会社か」を具体的に伝える、コンバージョン直結ページです。トップページの概要よりも一段詳しく、見込み客の理解と興味を引く内容にします。
事業内容の必須要素
- 事業カテゴリーごとの概要(主要事業を3〜6つに分類)
- サービスごとの詳細:誰に・何を・どう提供するか
- 強み・特徴:競合との差別化ポイント
- 提供フロー:問い合わせから納品までの流れ
- 料金体系(可能な範囲で・価格表 or 目安)
- 導入事例へのリンク
- 各サービスのCTA
Webデザイナー
桐生 沙耶
4. 代表メッセージに掲載すべき要素
代表メッセージは「人」を見せて信頼を得るページです。会社のトップが何を考え、何を目指しているかを伝えることで、共感と信頼を生み出します。
代表メッセージの必須要素
- 代表者の写真:顔がはっきり見える・笑顔・プロが撮影したもの
- 代表者プロフィール:氏名・略歴・出身・経験
- 創業の想い・事業に対する考え方
- 目指している未来・ビジョン
- 顧客・社会への約束・コミットメント
- 署名(直筆風 or 印字)
代表メッセージで信頼を生むコツ
抽象的な美辞麗句ではなく、具体的なエピソードを1〜2個入れることで人柄が伝わります。「私が学生時代に経験した〇〇から…」「前職で〇〇を担当していた際…」など、人間味のあるストーリーが共感を生みます。
EOF
echo “前半完了”
wc -m /home/claude/column_new_企業ホームページ作成方法.html 2>/dev/null || echo “(ファイル新規作成)”
5. 実績・事例(導入事例・お客様の声)に掲載すべき要素
実績・事例ページは「この会社に頼んで本当に大丈夫か」を判断する最強の材料です。第三者の声と具体的な数値は、どんな自社アピールよりも説得力があります。BtoB企業の場合、商談化率に直結する最重要ページとも言えます。
実績・事例の必須要素
- 導入企業のロゴ・社名(掲載許諾を得たもの)
- 導入事例の詳細:業界・規模・課題・解決策・成果
- 具体的な数値成果:「売上130%向上」「リード数3倍」など
- お客様の声(担当者コメント):顔写真・所属・実名(可能な範囲)
- サービス利用前後の比較
- 業種別・規模別のフィルタリング機能(事例が10件以上ある場合)
事例はストック型のコンテンツです。一度作れば長く活用でき、商談・営業資料・SNS発信など多方面で再利用できます。最初は3〜5件から始めて、徐々に増やしていくのが現実的です。
注意:実績数値の表現に注意
6. 採用情報に掲載すべき要素
採用情報ページは求職者に「この会社で働きたい」と思わせる役割を持ちます。給与・条件だけでなく、働く環境・文化・キャリアパスを伝えることが重要です。近年は求人サイト経由でも、応募前に必ず企業サイトをチェックする求職者が多数派です。
採用情報の必須要素
- 募集職種一覧
- 職種別の業務内容・必要スキル
- 給与・賞与・昇給制度
- 勤務地・勤務時間・休日制度
- 福利厚生・諸手当
- 選考フロー・応募方法
- 社員インタビュー(同職種の先輩社員の声)
- 1日のスケジュール例
- オフィス写真・社内の雰囲気
- キャリアパス・教育制度
採用ページで応募率を上げるコツ
給与や待遇よりも、「働いている人の生の声」「キャリアの成長機会」が応募決定の決め手になることが多いです。社員インタビューを職種ごとに2〜3名分用意し、入社理由・やりがい・大変なこと・今後の目標まで踏み込んで掲載することで、求職者の共感を呼びます。
7. お問い合わせページに掲載すべき要素
お問い合わせページはコンバージョン(成約)の入口となる最重要ページです。フォームの設計次第で問い合わせ数が2〜3倍変わることもあります。
お問い合わせページの必須要素
- お問い合わせフォーム:必要最小限の項目数(5〜7項目程度)
- 電話番号:大きく明記・営業時間も併記
- メールアドレス(直接連絡したい人向け)
- FAQ:よくある質問への先回り回答
- プライバシーポリシーへの同意チェックボックス
- 送信後の表示メッセージ・自動返信メール
- 営業時間・対応可能時間
フォーム項目を絞り込む
フォーム項目が多すぎると離脱率が上がります。会社名・氏名・連絡先(メール or 電話)・問い合わせ内容の4項目を基本とし、必要に応じて1〜2項目追加するのがベストです。「役職」「業種」「規模」など、後から聞ける情報はフォームでは聞かないのがコツです。
8. ニュース・お知らせに掲載すべき要素
ニュース・お知らせはサイトが「生きている」ことを示す重要なシグナルです。最終更新日が1年前のサイトは、訪問者に「この会社、まだ営業しているのか?」と疑念を抱かせます。
ニュース・お知らせの基本要素
- 更新日・カテゴリー
- タイトル・概要
- 本文(詳細)
- 関連リンク・関連お知らせ
最低でも月1本の更新を目指す
ニュースが少なすぎても多すぎても問題です。月1〜2本のペースで、新サービスリリース・メディア掲載・採用情報・季節の挨拶・社内イベントなど何でも発信できる体制を整えましょう。SEOにも有効です。
9. プライバシーポリシーに掲載すべき要素
プライバシーポリシーは個人情報保護法に基づき、お問い合わせフォームを持つサイトには事実上必須です。「とりあえずテンプレ」ではなく、自社の実態に合った内容にする必要があります。
プライバシーポリシーの必須要素
- 個人情報の取得目的
- 個人情報の利用範囲
- 第三者への提供有無
- 保管期間・廃棄方法
- 開示・訂正・削除の手続き
- クッキー・アクセス解析ツールの使用について
- 問い合わせ窓口
- 制定日・改訂日
10. サイトマップに掲載すべき要素
サイトマップはSEO対策とアクセシビリティ向上のための補助ページです。ユーザー向けのHTMLサイトマップと、検索エンジン向けのXMLサイトマップの2種類があります。
2種類のサイトマップ
HTMLサイトマップ(ユーザー向け):サイト内全ページのリンク一覧を階層的に表示。XMLサイトマップ(検索エンジン向け):Googleなどに自動でページ構造を伝えるための機械可読ファイル。両方用意するのが理想です。
業種・規模別の企業ホームページ構成パターン
必須10ページをベースに、業種や企業規模によって追加・変更すべきページがあります。代表的なパターンを紹介します。
BtoB企業の構成パターン
BtoB企業のホームページは「リード獲得」と「営業の補助ツール」が中心目的になります。商談を有利に進めるための情報を充実させましょう。
BtoB企業に必須の追加ページ
- 製品・サービス詳細ページ(機能・スペック・料金)
- 導入事例(業界別・規模別に整理)
- 料金プラン・見積もり依頼フォーム
- 資料ダウンロード(ホワイトペーパー)
- 導入の流れ・サポート体制
- FAQ・お役立ち情報
- セミナー・ウェビナー情報
BtoC企業の構成パターン
BtoC企業のホームページは「ブランディング」と「集客」が中心目的です。視覚的なインパクトとSNS連携を強化します。
BtoC企業に必須の追加ページ
- 商品カタログ・商品詳細ページ
- 店舗一覧・店舗詳細
- キャンペーン・特集ページ
- ブランドストーリー
- SNS連携(Instagram・X・TikTokなど)
- 会員登録・マイページ機能
- ECサイトへの導線
中小企業(20〜100名規模)の構成パターン
中小企業は「最小限のページ数で最大の信頼性」を実現する構成が現実的です。リソース不足の中で、最低限必要なページを的確に押さえます。
中小企業の標準構成(10〜15ページ)
- トップ・会社概要・事業内容(3〜5サービス)・代表メッセージ
- 実績/事例・お問い合わせ・採用・お知らせ
- プライバシーポリシー・サイトマップ
詳しい中小企業向けの選び方は中小企業向けのホームページ製作会社10選もあわせてご覧ください。
大企業(数百名以上)の構成パターン
大企業は多事業・多ブランド・グローバル展開を想定した構成になります。情報量が膨大なため、ナビゲーション設計が重要です。
大企業の標準構成(30〜100ページ以上)
- 事業セグメント別ページ(複数事業を独立構成)
- IR情報(投資家向け情報)
- サステナビリティ・ESG・CSR報告
- ニュースリリース・プレスルーム
- 多言語対応(英語・中国語など)
- グループ会社一覧
- 各種ポリシー・ガバナンス
スタートアップ・創業期の構成パターン
スタートアップは「最小限の信頼性確保+迅速な情報発信」に絞ります。完璧を目指さず、まずは「会社が存在する」ことを示すことが優先です。
スタートアップの最小構成(5〜8ページ)
- トップ・サービス内容・代表メッセージ
- 会社概要・お問い合わせ・採用
- プライバシーポリシー
個人事業主の場合は個人事業主がホームページを持つ3つのメリットもあわせて参考にしてください。
監修者
小森 健
信頼を生むコンテンツ設計の5原則
同じ情報を載せても、「信頼を生むサイト」と「胡散臭く見えるサイト」には明確な違いがあります。ここでは300社以上の制作実績から導き出した、信頼を生む5原則を紹介します。
原則1:第三者の声を必ず入れる
自社の宣伝だけが並ぶサイトは、訪問者から「言うのは簡単」と思われがちです。第三者の客観的な声を入れることで、信頼性が大きく上がります。
第三者の声の具体例
- お客様の声(顔写真・実名・所属つき)
- メディア掲載実績(新聞・雑誌・ニュースサイト)
- 受賞歴・認証取得(ISO・プライバシーマークなど)
- 有名企業との取引実績(ロゴ掲載・許諾済み)
- SNSでの言及・口コミ
原則2:数値の根拠を明示する
「多くの」「業界トップクラス」「No.1」など曖昧な表現ではなく、具体的な数字で語ることで信頼性が一気に上がります。
具体的な数字の例
- 取引社数:「導入企業500社」「累計取引件数3,000件」
- 継続率・満足度:「継続率95%」「顧客満足度4.7/5.0」
- 事業年数:「創業25年」「業界経験10年以上」
- 成果数値:「平均売上130%向上」「リード数3倍」
- 規模感:「年間取扱高100億円」「処理件数月10,000件」
注意:数字は必ず根拠と紐づける
原則3:「人」の顔と名前を見せる
BtoB・BtoCに関わらず、最終的に商談相手は「人」です。サイトに代表者・社員の顔と名前を出すことで、安心感が生まれます。
「人」を見せるコンテンツ
- 代表者の顔写真とプロフィール
- 役員紹介(写真・氏名・経歴)
- 社員インタビュー(採用ページ・ブログ)
- 専門家・監修者の紹介(専門性が重要な業界)
- 1日のスケジュール・社員の声
プロが撮影した写真を使う
スマホで撮った写真と、プロのカメラマンが撮った写真では、信頼性に天と地ほどの差があります。費用は1日5〜20万円程度ですが、サイト全体の印象を大きく左右する投資です。
原則4:実績を「物語」として伝える
実績の単なる羅列ではなく、「課題→解決策→成果」のストーリーとして伝えると、訪問者は自社のケースに当てはめてイメージできます。
事例ストーリーの構成
- 導入企業の背景:業界・規模・取り組んでいた事業
- 抱えていた課題:具体的にどんな問題があったか
- 導入経緯:当社をどう知り・なぜ選んだか
- 取り組み内容:具体的に何をしたか
- 成果:導入前後の数値変化
- 担当者コメント:顔写真・実名・所属つき
原則5:更新頻度で「生きている」ことを示す
サイトの最終更新日は、訪問者が信頼性を判断する重要な指標です。トップページや「お知らせ」が1年以上更新されていないと、「この会社、もう活動してないのでは?」と思われます。
「生きている」サイトの条件
- お知らせ・ニュースが月1本以上更新されている
- 採用情報が最新の募集状況を反映している
- 事業内容・実績が最新版になっている
- 年号表記(著作権年・サービス年表など)が今年になっている
- SNSが定期的に更新されており、サイトと連携している
エンジニア
遠野 涼真
やってはいけない企業ホームページのNG構成

「これだけは避けるべき」というNG構成を押さえておくと、致命的な失敗を防げます。当社が見てきた失敗事例から、特に多いNGパターンを紹介します。
NG1:何の会社かわからないトップページ
抽象的なコピー「未来を創造する」「お客様と共に」だけで、何の事業をしているのか3秒で伝わらないトップページは最悪です。訪問者の8割は3秒以内に離脱します。
NGなトップページの例
- 大きく「未来を共に」とだけ書かれている
- 美しい風景写真の上に企業ロゴだけ配置
- 事業内容が3クリック以上深い階層にしかない
- ファーストビューにCTAボタンがない
NG2:連絡先が見つけにくい
「お問い合わせしたいのに、電話番号がどこにあるか分からない」サイトは、見込み客を逃します。連絡先はあらゆるページの目立つ位置に配置すべきです。
連絡先の正しい配置
全ページのヘッダー右上とフッターに電話番号とお問い合わせボタンを配置。スマホ表示では、画面下部に常時固定のCTAボタンを置くのが鉄則です。
NG3:古い情報・誤った情報が放置されている
「2020年〇月公開」「対応Internet Explorer 11」など、明らかに古い表記が残っているサイトは信頼性を損ないます。事業内容が変わっているのに古いまま、というのもよくあるパターンです。
NG4:画像ばかりで文字情報が少ない
「おしゃれだから」とビジュアル重視で、テキスト情報が極端に少ないサイトはSEOにも信頼性にも不利です。Googleは画像内のテキストを正確に読めません。検索流入も望めません。
NG5:スマホ対応していない
2026年時点でサイト訪問の7割以上がスマホです。スマホ対応(レスポンシブデザイン)していないサイトは、訪問者の大半に最悪の体験を提供することになります。
スマホ対応の詳細はホームページのスマホ対応は重要もあわせてご覧ください。
NG6:過剰な自社アピール・他社批判
「我が社が業界No.1」「他社のサービスは品質が低い」など、過剰なアピールや他社批判は逆効果です。訪問者は冷静に見ています。事実を淡々と示すほうが信頼を得られます。
注意:景品表示法に違反するNG表現
他のNG項目についてはホームページでやってはいけない18のこともあわせてご覧ください。
制作前に準備すべき素材リスト
制作会社に依頼する前に、自社で準備できる素材を整理しておくと、制作がスムーズに進み、費用も抑えられます。
必須準備素材
制作前の準備チェックリスト
- 会社ロゴ(AI/EPS等の高解像度データ)
- 会社概要(設立年月日・資本金・従業員数・所在地)
- 沿革(年表形式)
- 経営理念・ビジョン
- 代表者プロフィール・写真
- 事業内容の説明文(各事業ごと)
- 取引先一覧・取引実績
- 受賞歴・メディア掲載実績
- オフィス・社員の写真
- 商品・サービス画像
- 導入事例・お客様の声(掲載許諾済み)
素材を自社で用意するメリット
これらの素材を自社で用意することで、制作費を10〜30%削減できます。逆に、制作会社にすべて任せると素材制作費が積み重なって予算オーバーの原因になります。
詳しくはホームページ作成の費用相場の「費用を抑える6つのポイント」をご覧ください。
ロゴがない場合の対応
創業期の企業でロゴがまだない場合は、ホームページ制作と同時にロゴ制作も依頼するのが効率的です。ロゴ制作費は別途5〜30万円が相場です。詳細はホームページロゴを作成するには?を参考にしてください。
Webデザイナー
桐生 沙耶
公開後の運用・更新ポイント
ホームページは作って終わりではなく、公開後の運用でその価値が決まります。何を・いつ・誰が更新するかを最初から設計しておくことが重要です。
定期更新すべき項目と頻度
定期更新の標準頻度
- お知らせ・ニュース:月1〜2本
- ブログ・コラム:月2〜4本(SEO目的なら必須)
- 採用情報:募集状況に応じて随時
- 導入事例:四半期に1〜2件
- 商品・サービス情報:変更があれば随時
- 年号表記:年初に一括更新
運用体制の選択肢
運用体制は「自社運用」「外部委託」「ハイブリッド」の3パターンがあります。
運用体制の選択肢
- 自社運用:月0円〜(担当者の時間コスト発生)・自由度高い・専門知識必要
- 外部委託(保守契約):月3〜10万円・安心・自由度低い
- ハイブリッド:月1〜3万円・基本は自社・大きな変更は外部委託
WordPressなどCMSの活用
更新を自社で行うなら、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)導入が必須です。HTMLの知識なしでも更新できるため、運用負担が大幅に下がります。
セキュリティ・アップデート対応
CMSやプラグインのアップデートを怠ると、セキュリティリスクが高まります。月1回程度のアップデート確認は最低限の運用業務として組み込みましょう。
注意:WordPressサイトの放置リスク
企業ホームページに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 最低何ページあれば企業ホームページとして成立しますか?
最低限は5ページ(トップ・会社概要・事業内容・お問い合わせ・プライバシーポリシー)です。ただし、これは「最低限の体裁を保つレベル」であり、信頼性や集客を期待するなら10〜15ページは欲しいところです。
Q2. 既存のホームページがあるが、リニューアルすべきタイミングは?
一般的に3〜5年に1度のリニューアルが推奨されます。デザインの古さ・スマホ対応・セキュリティ要件の変化に対応するためです。具体的なタイミングはホームページをリニューアルするメリットもあわせてご覧ください。
Q3. 企業ホームページに採用情報は必須ですか?
必須ではありませんが、採用活動を行う企業には強く推奨します。求人サイト経由でも、応募前に企業サイトで会社を調べる求職者が大半です。採用情報がない・古いと、応募率が大きく下がります。
Q4. プライバシーポリシーは絶対に必要ですか?
お問い合わせフォームを設置する場合は事実上必須です。個人情報保護法では「個人情報の取扱いについて公表する義務」があるため、フォームで個人情報を取得する以上、プライバシーポリシーは必要です。
Q5. 制作会社に依頼すれば、コンテンツも全部書いてくれますか?
制作会社によりますが、ライティング込みで依頼すると追加費用が発生します。テキスト原稿は1記事1〜10万円、専門性が高い場合は10万円以上が相場です。自社で書ける部分は書き、専門ライターに任せる部分は明確に分けるのが効率的です。
Q6. 古いCMS(WordPress)のサイトはセキュリティ的に危険ですか?
はい、危険です。WordPressのバージョンが古い、プラグインがアップデートされていない、テーマが放置されている状態は、ハッキング・改ざんのリスクが高まります。月1回のアップデート確認は最低限の運用業務として組み込みましょう。
Q7. SSL証明書は必須ですか?
はい、2026年時点でSSL証明書(HTTPS化)は事実上必須です。ブラウザは非対応サイトに「安全ではありません」と警告を表示しますし、SEO評価にも影響します。多くのレンタルサーバーで無料SSL(Let’s Encrypt)が提供されているため、コストもほぼかかりません。
まとめ|信頼を生む企業ホームページの作り方
企業ホームページは、単なる「会社の存在証明」ではなく、事業の成長を支える戦略的な情報資産です。本記事で解説したポイントを改めて整理します。
信頼を生む企業ホームページの作り方ポイント
- 目的を「信頼性確保・集客・採用・顧客フォロー」の4つから優先順位づけする
- 必須10ページを基本構成として押さえる
- 各ページには「目的に応じた必須要素」を網羅する
- 業種・規模に合った構成パターンを選ぶ
- 信頼を生む5原則(第三者の声・数値根拠・人の顔・物語・更新性)を意識する
- NG構成(何の会社か不明・連絡先わからない・古い情報など)を避ける
- 制作前に自社で素材を準備して費用を抑える
- 公開後の運用体制も最初から設計する
企業ホームページのコンテンツ設計は、一度作って終わりではなく、事業の成長に合わせて継続的に進化させるものです。最初から完璧を目指さず、必須10ページを押さえた上で、段階的に拡張していくのが現実的なアプローチです。
当社ピークスマーケティングは、東京都大田区に拠点を置く累計300以上のサイト構築実績を持つ制作会社です。戦略設計から制作・運用・改善までを一気通貫でサポートしています。企業ホームページの構成・コンテンツ設計について不明点がある方は、お気軽にお問い合わせフォームまたは見積もり依頼フォームからご相談ください。
ホームページ制作の全体像については、当社の以下の完全ガイドもあわせてご覧ください。
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本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社
代表取締役 小森 健
本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社 代表取締役
小森 健
ベンチャーから大手広告代理店まで、Web制作・デジタルマーケティング領域に従事。
複雑なWebサイト制作、LP制作、比較サイト制作、ECサイト構築、動画制作を中心に、情報設計・デザイントンマナ設計を起点としたフロントエンド設計・CSS・PHP実装まで一貫して対応。
本記事では、Web制作の実務経験をもとに、内容の正確性と実務での再現性の観点から監修を行っています。
