ホームページ作成の費用は、サイトの種類や規模、依頼先によって大きく変動し、数十万円から数百万円、場合によっては1,000万円を超えることもあります。「自社にとっての適正予算がわからない」「もらった見積もりが妥当か判断できない」――こうした悩みを抱える担当者は少なくありません。
本記事では、累計300以上のサイト構築・500以上のLP制作実績を持つ当社ピークスマーケティングが、ホームページ作成費用について「料金相場・見積もり内訳・依頼先別比較・運用保守費・補助金活用・見積書の読み方」までを徹底解説します。2026年最新の補助金情報や、AI時代のコスト削減方法も網羅していますので、適正な予算組みの判断材料としてご活用ください。
なお、ホームページ制作の全体像(種類・流れ・依頼先の選び方・成功事例)を知りたい方は、当社の以下の完全ガイドをあわせてお読みください。
目次
ホームページ作成費用の相場早見表【2026年版】
ホームページ作成費用は、「サイトの種類」「規模(ページ数・機能)」「依頼先」の3要素で大きく変動します。まずは全体感を把握できる早見表で、自社のケースに該当する費用感を確認しましょう。
費用相場を決める3つの要素
- サイトの種類(コーポレートサイト/ECサイト/オウンドメディア/LPなど)
- サイトの規模(ページ数・実装する機能の量)
- 依頼先(大手制作会社/中小制作会社/フリーランス/自作)
サイトの種類別・費用相場の早見表

ホームページの種類によって必要なデザイン・システム・コンテンツ量が異なるため、費用相場には大きな差があります。
サイトの種類別・費用相場
- コーポレートサイト:30〜300万円
- ECサイト(ネットショップ):50〜500万円
- オウンドメディア(ブログ・情報サイト):50〜200万円
- LP(ランディングページ):10〜80万円
- 採用サイト:50〜300万円
- ポータルサイト・比較サイト:100〜1,000万円超
サイト規模(ページ数)別・費用相場の早見表

ページ数が増えるほど、デザイン・ライティング・コーディングの工数が比例して増えるため、費用も上昇します。
サイト規模(ページ数)別・費用相場
- 5〜10ページの小規模サイト:30〜80万円
- 11〜30ページの中規模サイト:80〜250万円
- 31〜50ページの大規模サイト:200〜500万円
- 50ページ以上の大型サイト:500万円〜
依頼先別・費用相場の早見表

依頼先の規模・専門性によっても費用は大きく変動します。
依頼先別・費用相場
- 大手制作会社:200〜1,000万円超
- 中小制作会社:50〜300万円
- フリーランス:10〜100万円
- 自作(CMS・テンプレート活用):0〜10万円(月額サーバー代別)
監修者
小森 健
ホームページの種類別の費用相場と特徴
ホームページの種類は目的によって異なり、求められる機能・デザイン・コンテンツ量も全く違います。種類ごとの相場と特徴を理解しておくと、自社に必要な投資額の妥当性を判断できます。
コーポレートサイトの費用相場(30〜300万円)
コーポレートサイトは企業の信頼性を可視化し、取引先・採用候補者・顧客に情報を提供するための「顔」となるサイトです。会社概要・事業内容・採用情報・お問い合わせなどの基本構成が中心になります。
コーポレートサイトの価格帯別・特徴
- 30〜80万円:名刺代わりの簡易版(5〜10ページ・テンプレート活用)
- 80〜200万円:標準的なコーポレートサイト(15〜25ページ・オリジナルデザイン)
- 200〜500万円:ブランディング重視の高品質版(動画・インタラクション・多言語対応)
企業の規模や業種にもよりますが、中小企業の標準ラインは80〜200万円です。詳しくは企業ホームページの作成方法とは?もあわせてご覧ください。
ECサイト(ネットショップ)の費用相場(50〜500万円)
ECサイトは商品販売・決済機能を備えたサイトです。構築方法によって費用に大きな差が出るのが特徴です。
ECサイト構築方法別・費用相場
- ASPカート(Shopify・BASE・カラーミーショップ等):10〜50万円+月額利用料
- オープンソース(EC-CUBE等):50〜200万円
- パッケージ(ecforce等):200〜500万円
- フルスクラッチ(独自開発):500万円〜数千万円
近年はShopifyやecforceといったクラウド型ECプラットフォームが主流で、中小規模なら100〜300万円が標準的な投資額です。ECサイトの売上が上がらない原因と改善施策も合わせて参考にしてください。
オウンドメディアの費用相場(50〜200万円)
オウンドメディアはSEOで検索流入を獲得し、見込み客を集客するための情報発信型サイトです。記事コンテンツを継続的に追加していく運用が前提で、WordPressなどのCMSで構築するのが一般的です。
オウンドメディアの費用構造
- 初期構築費:50〜200万円(デザイン・カテゴリー構造・SEO基盤の整備)
- 月額運用費:記事制作1本3〜10万円 × 月数本
- SEOコンサル費(任意):月10〜30万円
オウンドメディアは初期構築費よりも「継続的な記事制作費」が累計コストの大部分を占めます。1〜2年単位の予算組みが必要です。
LP(ランディングページ)の費用相場(10〜80万円)
LPは1ページで構成され、特定の商品・サービス・キャンペーンの成約を狙うページです。広告と組み合わせて運用するのが一般的です。
LP制作の価格帯別・特徴
- 10〜30万円:フリーランス・テンプレート活用の簡易LP
- 30〜60万円:標準的なオリジナルLP(構成設計+デザイン+コーディング)
- 60〜120万円:戦略設計込みの高品質LP(競合分析・コピーライティング・A/Bテスト前提)
LP制作の詳細はLP制作の費用相場と賢い選び方で解説しています。
採用サイトの費用相場(50〜300万円)
採用サイトは求職者向けに会社の魅力を伝えるサイトです。コーポレートサイトの一部にする場合と、独立したサイトとして作る場合があります。
採用サイトの価格帯別・特徴
- 50〜100万円:基本構成(会社紹介・募集要項・応募フォーム・8〜15ページ)
- 100〜200万円:社員インタビュー・1日のスケジュール・社内写真など強化版
- 200〜300万円:動画コンテンツ・360度オフィスツアー・ブランディング重視
採用ミスマッチを防ぐためには「コンテンツの質」が重要で、安易な低価格化はおすすめできません。
ポータルサイト・比較サイトの費用相場(100〜1,000万円超)
ポータルサイト・比較サイトは、業界内の情報や複数事業者の情報を集約するサイトです。ユーザー向け検索機能や事業者向け管理画面など、機能要件が複雑なため費用も高くなります。
ポータルサイト・比較サイトの費用構造
- 100〜300万円:WordPressベースの簡易比較サイト
- 300〜800万円:独自検索機能・会員機能付きポータル
- 800〜数千万円:マッチング機能・決済機能・大規模データベース連携
当社では電力会社の料金比較サイトを自社運営しており、その経験に基づいたノウハウを提供しています。ポータルサイトの詳細はポータルサイトとは?もあわせてご覧ください。
サイト規模(ページ数)別の詳細費用相場
ホームページの費用は、ページ数と機能数に応じて段階的に上がります。「自社が必要なのは何ページ程度か」を見極めることが、適正予算判断の第一歩です。
5〜10ページの小規模サイト(30〜80万円)
会社概要・事業内容・お問い合わせ・採用情報・ブログなど、最小限の構成で立ち上げる場合の規模感です。創業期の中小企業や個人事業主が最初に検討する規模といえます。
小規模サイトの活用ケース
「まずは会社の存在を示したい」「営業時の信頼材料が欲しい」というニーズに最適。テンプレート活用やCMSのフル機能を使えば、30万円台での立ち上げも可能です。
11〜30ページの中規模サイト(80〜250万円)
サービス紹介・事例集・FAQ・ブログ・採用情報など、複数のコンテンツ群を展開する標準的な企業サイトの規模です。多くの中小・中堅企業がここに該当します。
中規模サイトの活用ケース
事業内容の説明・事例紹介・採用強化まで複数の目的を持つサイト。SEO対策も視野に入れた本格的な集客サイトを目指すなら、この規模からが現実的です。
31〜50ページの大規模サイト(200〜500万円)
事業領域が多岐にわたる企業や、複数サービスを展開している企業のサイト規模です。カテゴリーごとに専用ページを持ち、ユーザーの導線設計が複雑になります。
大規模サイトの活用ケース
複数の事業セグメント・サービスラインを抱える中堅企業向け。各サービスのLPを内包する形で、コンバージョン設計まで踏み込んだ構築が必要です。
50ページ以上の大型サイト(500万円〜)
大企業のコーポレートサイト、商品データベースを持つメーカー、複数ブランドを統合管理するグループサイトなどが該当します。多言語対応・グローバル展開・大規模CMS導入などが伴うケースが多いです。
注意
Webデザイナー
桐生 沙耶
依頼先別の費用相場とメリット・デメリット
同じ内容のホームページでも、依頼先によって費用は10倍以上違うことがあります。依頼先ごとの相場・特徴・向いているケースを理解した上で、自社の状況に合った選択をすることが重要です。
大手制作会社(200〜1,000万円超)
大手制作会社は大企業のコーポレートサイトや大規模ECサイトの構築を得意とします。社内に企画・デザイン・エンジニア・ディレクターを完全分業で抱え、高い品質と組織的な対応力を持ちます。
大手制作会社のメリット
- 大規模・複雑案件への対応力が高い
- 専門領域別の担当者がチームを組む
- セキュリティ・コンプライアンス対応が手厚い
- 長期保守・改修体制が安定している
大手制作会社のデメリット
- 費用が高額(最低でも200万円〜)
- 意思決定が遅く柔軟性に欠ける
- 担当者の力量にバラつきがあり、エースに当たるとは限らない
- 中小規模案件は優先度が下がりがち
中小制作会社(50〜300万円)
中小制作会社は中小企業のサイト制作で最も選ばれている依頼先です。費用と品質のバランスがよく、専門領域に特化している会社も多いため、自社のニーズに合った会社を選びやすいです。
中小制作会社のメリット
- 費用と品質のバランスが良い
- 柔軟な対応・迅速な意思決定
- 業種特化型の会社が多く、ノウハウが期待できる
- 担当者と直接コミュニケーションが取りやすい
中小制作会社のデメリット
- 大規模案件には対応リソース不足の場合がある
- 会社によって品質のバラつきが大きい
- 得意領域以外は外注になることもある
当社ピークスマーケティングも中小制作会社のカテゴリーに該当します。中小企業向けのホームページ製作会社10選や大田区のホームページ制作会社おすすめ10選もあわせてご覧ください。
フリーランス(10〜100万円)
フリーランスは低予算でホームページを作りたい場合の有力な選択肢です。一人で対応するため、固定費が少なく価格を抑えられます。ただし品質・納期にはリスクがあります。
フリーランスのメリット
- 制作会社より20〜50%程度安価
- 意思決定が早く、柔軟に対応してくれる
- クラウドソーシング経由で簡単に依頼できる
- 個人の専門性が高い場合、デザイン品質は制作会社並み
フリーランスのデメリット
- スキル・実績にバラつきがあり見極めが難しい
- 納期遅延や連絡不通などのリスクがある
- 大規模案件・複雑な機能要件には対応できないことが多い
- 引き継ぎ困難・廃業リスクがあり長期保守に不安
自作(0〜10万円)
WordPressやWix・Jimdo・STUDIOなどのCMS・サイトビルダーを使って自社で構築する方法です。費用は最も抑えられますが、構築・運用のための時間と学習コストが必要です。
自作のメリット
- 初期費用がほぼゼロ(ドメイン代・サーバー代のみ)
- 自社で運用ノウハウが蓄積できる
- 更新のたびに外注費がかからない
- イメージに合わなければすぐに修正できる
自作のデメリット
- 時間と学習コストが膨大
- デザイン・SEO品質がプロには及ばない
- 本業の時間を奪うため機会損失が大きい
- セキュリティ対応が不十分になりがち
監修者
小森 健
制作会社選びについて詳しくはweb制作会社の選び方もあわせてご覧ください。
見積もり項目7つの内訳と相場(費用の透明化)
制作会社から提示される見積書には、複数の費用項目が含まれます。各項目が何を意味し、相場はいくらかを理解することで、見積もりの妥当性を判断できるようになります。
1. ディレクション費(進行管理費)
ディレクション費は、プロジェクト全体の進行管理・クライアントとのコミュニケーション・各担当者の調整を行うディレクターの人件費です。
ディレクション費の相場
制作費全体の20〜30%、または5〜30万円が一般的な相場。サイト規模が大きくなるほど調整コストが上がるため、割合も増える傾向があります。
ディレクション費は「上手な進行管理」によってプロジェクトの成功率を大きく左右します。安易に削ろうとすると、結果的に追加費用や納期遅延につながるケースが多いです。
2. 企画・戦略設計費
企画・戦略設計費は、サイトの目的・ターゲット・ペルソナ・コンセプト・サイト構造を企画段階から設計する費用です。コンバージョンを意識したサイトには必須の工程です。
企画費の相場
10〜50万円、または全体費用の10〜20%。スタートアップや戦略から伴走してほしい場合は、ここに投資する価値が大きいです。
多くの格安制作会社はこの企画工程を省略しているため、デザインだけは綺麗でも成果が出ないサイトができあがります。
3. デザイン費
デザイン費は、サイト全体のビジュアル設計・配色・画像作成・レイアウト決定にかかる費用です。トップページと下層ページで単価が異なります。
デザイン費の相場(1ページあたり)
- トップページ:15〜30万円
- 下層ページ:3〜15万円
- テンプレート活用:1〜5万円(オリジナル比で大幅減)
4. コーディング費
コーディング費は、デザインカンプをHTML/CSS/JavaScriptで実装する作業の費用です。レスポンシブ対応(PC・タブレット・スマホ最適化)を含めるのが標準です。
コーディング費の相場
1ページあたり1.5〜6万円。レスポンシブ対応込みで通常の1.5〜2倍。WordPress化や複雑なアニメーション実装も追加費用が発生します。
5. コンテンツ制作費(原稿・画像・動画)
コンテンツ制作費は、テキスト原稿・画像・動画など、サイトに掲載する素材の制作費です。自社で用意するか外注するかで大きく変わります。
コンテンツ制作費の相場
- テキスト原稿(記事):1記事1〜10万円(専門性により変動)
- 写真撮影:1日5〜20万円(カメラマン手配含む)
- 画像・イラスト制作:1点1〜10万円
- 動画制作:15秒3〜5万円〜、3分動画で30〜60万円
動画制作の詳細は動画制作完全ガイドもあわせてご覧ください。
6. システム構築費
システム構築費は、お問い合わせフォーム・検索機能・会員機能・ECシステム・予約システムなど、機能実装にかかる費用です。サイトの機能要件で大きく変動します。
機能別・システム構築費の相場
- お問い合わせフォーム:1〜5万円
- サイト内検索機能:1〜10万円
- WordPress導入・カスタマイズ:5〜30万円
- 会員機能・マイページ:30〜100万円
- 独自CMS構築:50〜300万円
- EC機能(ASPカート以外):50〜500万円
7. サーバー・ドメイン費(初期+運用)
サーバー・ドメイン費はホームページを公開するために必須のインフラ費です。初期セットアップ費と月額のランニング費があります。
サーバー・ドメイン費の相場
- ドメイン取得費:年1,000〜5,000円
- レンタルサーバー(共有):月500〜3,000円
- VPS・専用サーバー:月3,000〜数万円
- SSL証明書:無料〜年5万円
- 初期セットアップ費:1〜5万円
エンジニア
遠野 涼真
業種別の費用相場(差別化ポイント)
同じ「コーポレートサイト」でも、業種によって必要な機能や法規制の対応有無で費用が大きく変わります。業種ごとに特有のコスト要因を押さえておきましょう。
クリニック・医療系の費用相場(80〜300万円)
クリニックや医療系サイトは、医療広告ガイドラインへの対応が必須です。表現規制が多く、デザインだけでなく文章チェックも丁寧に行う必要があります。
クリニックサイト特有のコスト要因
医療広告ガイドライン対応・症例写真の取扱注意・予約システム連携・MEO対策など。標準ラインで80〜150万円、ブランディング重視で200〜300万円が相場です。
詳しくはクリニック・病院ホームページ制作会社おすすめ11選もあわせてご覧ください。
飲食店・店舗系の費用相場(30〜150万円)
飲食店サイトは「集客」「予約獲得」「店舗情報の網羅」が主な目的になります。比較的シンプルな構成ですが、MEO対策や予約システム連携は必須です。
飲食店サイト特有のコスト要因
フードフォト撮影費(5〜20万円)・メニュー更新の柔軟性・MEO対策・予約システム(食べログ・OpenTable等)連携。多言語対応も近年は重視されます。
不動産・賃貸系の費用相場(150〜500万円)
不動産系サイトは物件情報のデータベース管理・絞り込み検索機能・地図連携などが必要なため、費用が高めになります。物件数が多いほどシステム費が増大します。
不動産サイト特有のコスト要因
物件データベース構築(50〜150万円)・絞り込み検索(20〜50万円)・地図API連携(10〜30万円)・物件CSV連携機能(20〜80万円)。大手ポータルとの差別化が課題です。
BtoB・SaaS系の費用相場(100〜500万円)
BtoB系サイトは「リード獲得(問い合わせ・資料ダウンロード)」がKPIになります。サービスサイト+導入事例+料金表+ホワイトペーパー配布などの構成が標準です。
BtoB・SaaSサイト特有のコスト要因
資料ダウンロードフォーム連携(MA/SFA連携)・導入事例コンテンツ制作・料金プラン比較表・SEOコンテンツ拡充。MA/SFAツール連携で30〜80万円の追加費用が一般的です。
EC・通販系の費用相場(100〜1,000万円)
ECサイトは商品データベース・決済機能・在庫管理・会員管理が必須で、構築規模に応じて費用が大きく変動します。Shopifyなど既存プラットフォーム活用が現在の主流です。
EC・通販サイト特有のコスト要因
商品登録・撮影費(商品数次第)・決済システム導入費(10〜50万円)・在庫管理連携(20〜100万円)・サブスクリプション機能(30〜200万円)。化粧品・健康食品の定期通販はecforceなど専用カートの導入で200〜500万円が標準です。
監修者
小森 健
制作後の運用・保守費用(総保有コスト)
多くの企業が見落としがちなのが、「制作後の継続費用」です。ホームページは作って終わりではなく、運用フェーズで毎月一定のコストが発生します。3〜5年の総保有コスト(TCO)で考えるのが正しい予算組みです。
サーバー・ドメイン維持費(月1,000〜数万円)
サーバーとドメインは公開し続ける限り必須のランニングコストです。共有サーバーで月500〜3,000円、VPSや専用サーバーで月3,000〜数万円が相場です。
保守・運用費(月1万〜10万円)
保守・運用費には、軽微な更新作業・WordPress等のアップデート対応・障害対応・セキュリティ監視などが含まれます。月額保守契約を結ぶのが一般的です。
保守・運用費の相場(月額)
- 軽微な更新+セキュリティ監視:月1〜3万円
- 定期更新+SEO改善提案:月3〜10万円
- 本格的なグロース支援+定期改修:月10〜30万円
コンテンツ更新費(月1万〜20万円)
ブログ記事・新着情報・キャンペーン情報などのコンテンツ更新費です。SEO効果や信頼性を維持するには定期的な更新が不可欠です。
コンテンツ更新の選択肢
①自社で更新(無料・時間コスト発生)、②記事制作外注(1記事3〜10万円)、③包括的なコンテンツマーケティング支援(月10〜30万円)。事業フェーズに応じて選択します。
SEO対策・改善費(月10〜50万円)
SEO対策は本気で集客を狙うなら継続的な投資が必要です。順位計測・コンテンツ改善・内部リンク最適化・リライト作業など、月10〜50万円の予算で外部委託するケースが一般的です。
リニューアル費(3〜5年に1度)
ホームページは3〜5年に1度のリニューアルが推奨されます。デザインの古さやセキュリティ要件の変化に対応するためです。リニューアル費は初期構築費の60〜80%が相場です。
詳しくはホームページをリニューアルするメリットもあわせてご覧ください。
注意
ホームページ作成費用を抑える6つのポイント
必要以上にコストを膨らませず、適正予算でホームページを作成するための6つの実践ポイントを紹介します。
1. テンプレート・CMSを活用する
WordPressやSTUDIO・WixなどのCMSとテンプレートを組み合わせることで、デザインとコーディング費を大幅に削減できます。フルオリジナル制作の50〜70%程度の費用で構築可能です。
テンプレート活用のコツ
無料テンプレートは他社と被るリスクがあるため、有料テンプレート(2〜5万円)を選ぶのがおすすめ。WordPress有料テーマなら「SWELL」「JIN:R」「TCDテーマ」などが品質と独自性のバランスが良いです。
2. 必要な情報・ページに絞り込む
「あれもこれも」と機能やページを盛り込むと、見積もりはどんどん膨らみます。目的達成に必要な最小限の構成から始めるのが鉄則です。
最小限構成の考え方
「営業時の信頼確保」が目的なら、トップ・会社概要・事業内容・お問い合わせの4ページで十分。あとから必要に応じて追加すれば良いという考え方が、結果的にコスト最適化につながります。
3. 自社で準備できる素材は自社で用意する
会社沿革・商品説明テキスト・ロゴ・写真などは、自社で用意することで素材制作費を削減できます。素材制作費は総額の10〜30%を占めるため、削減効果は大きいです。
注意
4. 補助金・助成金を活用する
2026年時点で、ホームページ作成費用の一部を国や自治体の補助金・助成金で賄える制度が複数あります。詳細は次のセクションで解説します。
5. フェーズを分けて段階的に投資する
最初から完璧なサイトを作ろうとせず、「最低限の構成でローンチ→分析→改善」のサイクルで段階的に投資する方法です。初期投資を抑えつつ、効果に応じて拡張できます。
段階的投資の例
①初期構築50万円(最小構成5ページ)→ ②3ヶ月後にコンテンツ追加+SEO対策30万円 → ③半年後に機能拡張+リニューアル50万円。合計130万円で、最初から130万円のサイトを作るのと同じ品質を実現できます。
6. AI活用でコンテンツ制作費を圧縮する(2026年新トレンド)
2026年の最新トレンドは、AIを活用したコンテンツ制作の効率化です。ChatGPT・Claude・Geminiなどの生成AIで原稿作成・画像生成を行い、人間の編集・チェックで仕上げる「AI+ヒューマンレビュー」のハイブリッド型が主流になっています。
AI活用によるコスト削減例
- テキスト原稿:従来1記事5万円→AI下書き+編集で1〜2万円
- 画像素材:従来1点3万円→画像生成AIで数千円
- 動画素材:従来動画15秒5万円→AIアバター動画で1〜2万円
エンジニア
遠野 涼真
補助金・助成金で費用を抑える方法【2026年最新】
ホームページ作成費用の一部は、国や自治体の補助金・助成金で賄える可能性があります。中小企業・小規模事業者・個人事業主が活用できる代表的な制度を紹介します。
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)
2026年度より、従来の「IT導入補助金」が「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。AI導入による業務の自動化や省人化・生産性向上をより強力に支援する制度に進化しています。
デジタル化・AI導入補助金の概要(2026年版)
- 対象:中小企業・小規模事業者
- 補助額:下限30万円〜上限450万円
- 補助率:原則1/2、条件により2/3〜3/4
- 申請開始:2026年3月30日から
- 公式サイト:https://it-shien.smrj.go.jp/
注意:ホームページ単体は対象外
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化を目的とした取り組みに対して支給される補助金です。ホームページ制作費は補助対象として明記されており、活用しやすい制度です。
小規模事業者持続化補助金の概要(2026年・第19回公募)
- 対象:小規模事業者(従業員数20名以下が目安・業種により差異あり)
- 補助額:上限50万円(インボイス特例・賃金引上げ特例で最大250万円)
- 補助率:2/3(条件を満たすと最大3/4)
- 第19回公募:公募要領公開2026年1月28日、申請受付2026年3月6日〜4月30日
- 公式サイト:https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/jizoku/
持続化補助金活用のポイント
商工会・商工会議所での「事業支援計画書(様式4)」の発行が必須で、申請締切の概ね1〜2週間前(2026年は4月16日)が様式4の発行受付締切。早めに地域の商工会議所に相談することが重要です。
自治体独自の補助金
都道府県・市区町村レベルでも、独自のホームページ制作補助金を設けている自治体があります。例えば東京都大田区では中小企業向けのIT活用支援補助金が設定されているなど、地域差があります。
自治体補助金の探し方
「(自治体名) ホームページ制作 補助金」「(自治体名) IT導入 補助金」で検索するか、地域の商工会議所・産業振興センターに問い合わせるのが確実です。
監修者
小森 健
見積書の読み方とチェックポイント
制作会社から提示された見積書を「妥当か・高すぎないか」を判断する基準を、現場経験に基づいて解説します。安易にぼったくられないための実践的なノウハウです。
見積書で必ずチェックすべき5項目
見積書5つの必須チェック項目
- 項目の粒度:「Webサイト制作一式」のような大括りではなく、ディレクション・デザイン・コーディング・コンテンツなど内訳が明示されているか
- ページ単価の妥当性:トップ15〜30万円・下層3〜15万円が標準。極端に外れていないか
- 修正回数:各工程で何回まで修正対応か明記されているか(通常2〜3回)
- 納期と支払い条件:マイルストーン・支払いタイミング(着手金・中間金・検収後)が明確か
- 保守費・運用費の扱い:初期費に含まれるのか・別途月額契約か
怪しい見積書の警戒サイン
注意:こんな見積書は要注意
- 「ホームページ制作一式 100万円」とだけ書かれている:内訳が不明で何が含まれるか不明確
- 異常に安すぎる(例:30ページが30万円以下):テンプレ流用・後で追加費用請求の前兆
- 「業界最安値」「特別キャンペーン」を強調:数字に根拠がない
- 修正回数が無制限とうたう:工数の上限がなく、結果的に手抜きされやすい
- 所有権・著作権の明記がない:納品後に独自運用できないリスクあり
相見積もりで失敗しないコツ
2〜3社から相見積もりを取るのが業界の標準的な進め方です。ただし、ただ価格だけを比較するのではなく、「同じ条件」で比較することが本質です。
相見積もりの実践ポイント
①RFP(提案依頼書)を作成し、全社に同じ条件で依頼する、②納期・修正回数・対応範囲も比較項目に入れる、③最安値だけで決めず、提案内容の質も比較する、④担当者との相性・コミュニケーション量も判断材料に。
監修者
小森 健
ホームページ作成費用に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 最低いくらからホームページを作れますか?
自作ならサーバー代・ドメイン代の月数千円から作れます。プロに依頼する場合は、フリーランスで10万円〜、制作会社で30万円〜が現実的な最低ラインです。ただし、最低限の品質や成果を求めるなら、中小企業の場合80〜150万円程度の投資が現実的です。
Q2. ホームページ制作は何ヶ月かかりますか?
規模により異なりますが、小規模(5〜10ページ)で1〜2ヶ月、中規模(11〜30ページ)で2〜4ヶ月、大規模(31ページ以上)で4〜6ヶ月が一般的です。原稿準備・修正回数によって伸びるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
Q3. ホームページ制作費の勘定科目は?
ホームページ制作費の勘定科目は、原則として「広告宣伝費」で処理します。ただし、以下の場合は別の勘定科目になることがあります。
- 1年以上更新しない予定:繰延資産または長期前払費用
- システムや独自プログラムを含む:無形固定資産(ソフトウェア)として計上
- 10万円以上で耐用年数1年以上:固定資産扱いになる可能性
詳しい税務処理は、税理士・会計士にご相談ください。
Q4. 安い会社と高い会社で何が違うのですか?
主な違いは以下の4点です。
- 戦略設計の有無:安い会社はデザイン作業だけで戦略設計を行わないことが多い
- 担当者のスキル:高い会社ほどシニアレベルのディレクター・デザイナーが対応
- 修正対応の柔軟性:安い会社は修正回数や対応範囲が限定的
- 保守体制:納品後の運用サポートの手厚さに差がある
「価格=品質」ではありませんが、極端に安い会社にはそれなりの理由があると考えるのが現実的です。
Q5. リニューアルと新規制作で費用は違いますか?
一般的にリニューアルは新規制作の60〜80%程度の費用が相場です。既存コンテンツ・素材を流用できるためコスト削減になりますが、移行作業・URL設計・SEO引き継ぎなどの追加工数も発生するため、思ったほど安くならないケースもあります。詳しくはホームページをリニューアルするメリットもあわせてご覧ください。
Q6. 自作とプロ依頼、どちらがおすすめですか?
個人ブログや趣味サイトなら自作でOKです。しかし、ビジネスで成果を出したいなら、プロに依頼する方が圧倒的に費用対効果が高いです。中小企業の場合、自作に時間を取られて本業が疎かになるリスクを考えると、30〜100万円の投資でプロに任せる方が合理的です。
Q7. 補助金を使う場合の注意点は?
補助金活用時の注意点は以下の通りです。
- 採択されるとは限らない:申請しても落ちる可能性がある
- 後払い(精算払い):一旦自社で全額立て替える必要がある
- 事業実施期間の制約:定められた期間内に完了させる必要がある
- 申請書類の準備工数:事業計画書の作成に1〜2週間程度かかる
補助金ありきで動くのではなく、本来の事業目的を優先することが大切です。
まとめ|ホームページ作成費用の適正判断と賢い予算組み

ホームページ作成費用は、サイトの種類・規模・依頼先によって10万円から1,000万円超まで大きく変動します。本記事で解説した重要ポイントを改めて整理します。
ホームページ作成費用の適正判断のポイント
- 費用相場は「種類×規模×依頼先」の3軸で決まる
- 中小企業のコーポレートサイト標準ラインは80〜200万円
- 見積書は「項目の粒度・ページ単価・修正回数・納期・保守費」の5項目を必ずチェック
- 初期費用だけでなく「3年TCO(総保有コスト)」で予算組みする
- 業種特化サイトは業界実績がある会社を選ぶ
- 補助金活用は本来目的を見失わない範囲で検討する
- 2026年はAI活用でコンテンツ制作費を圧縮できる時代
適正な費用感を理解した上で、自社の目的・予算・スケジュールに合った制作会社を選ぶことが、成果の出るホームページ作成の第一歩です。「安いから良い」「高いから良い」ではなく、自社の事業フェーズと目的に対する妥当な投資かを基準に判断しましょう。
当社ピークスマーケティングは、東京都大田区に拠点を置く累計300以上のサイト構築・500以上のLP制作実績を持つ制作会社です。美容・コスメ・医療クリニック・BtoB SaaSを得意領域とし、戦略設計から制作・運用・改善までを一気通貫でサポートしています。費用や制作の進め方について不明点がある方は、お気軽にお問い合わせフォームまたは見積もり依頼フォームからご相談ください。
ホームページ制作の全体像については、当社の以下の完全ガイドもあわせてご覧ください。
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本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社
代表取締役 小森 健
本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社 代表取締役
小森 健
ベンチャーから大手広告代理店まで、Web制作・デジタルマーケティング領域に従事。
複雑なWebサイト制作、LP制作、比較サイト制作、ECサイト構築、動画制作を中心に、情報設計・デザイントンマナ設計を起点としたフロントエンド設計・CSS・PHP実装まで一貫して対応。
本記事では、Web制作の実務経験をもとに、内容の正確性と実務での再現性の観点から監修を行っています。
