整体院や整骨院は、地域に数多く存在し、利用者は「近くて」「通いやすく」「安心して任せられる」院をスマホで比較してから来院します。その比較・検討の起点になるのがホームページです。口コミや看板で知った人も、最終的にはサイトを見て「ここに行ってみよう」と判断します。
本記事では、整体院・整骨院のホームページ制作を、接骨院・鍼灸院・リラクゼーション系まで業態別に解説します。予約・来院につながる集客導線、Web予約やMEO、必須コンテンツに加え、この業界で特に見落としやすい広告・表示の規制、費用相場、制作会社の選び方まで、これ1本で全体像がつかめる内容です。
ホームページ制作の基礎や費用感など全体像から知りたい方は、総合ガイドもあわせてご覧ください。
※本記事は2026年時点の情報をもとに、一般的な解説として記述しています。広告・表示に関する法律やガイドラインは改正されることがあり、解釈にも幅があります。実際のサイト制作・表現にあたっては、必ず最新の公的情報を確認し、必要に応じて専門家にご相談ください。
目次
整体院・整骨院のホームページに求められる役割
整体院・整骨院のサイトは、単なる院の案内ではなく、利用者に比較・検討され、安心感を与えて、予約・来院という行動につなげる「集客装置」です。さらにこの業界には、表現の自由度に関わる特有の注意点があります。まずは、サイトに求められる役割を整理しておきましょう。
来院前に比較・検討される起点
体の不調を抱えた人は、痛みや不安を感じながら「どこに行けば良くなりそうか」を慎重に選びます。多くの場合、近隣の複数の院をスマホで比較し、施術内容・料金・口コミ・通いやすさを見たうえで来院先を決めます。つまりサイトは「最初に比較される土俵」であり、ここで他院と比べて安心感や信頼が伝わらなければ、その時点で候補から外れてしまいます。初めての人が抱く不安(痛くないか、料金はいくらか、どんな人が施術するのか)に、先回りして答える設計が求められます。
予約・問い合わせにつなげる集客装置
整体・整骨院では、サイトを見た人にいかにスムーズに予約・来院してもらうかが成果を左右します。体の不調はタイミングが重要で、「行こう」と思った瞬間に予約できないと、別の院に流れてしまいます。だからこそ、Web予約・LINE・電話といった予約導線を分かりやすく配置し、思い立ったときにすぐ行動できる設計にすることが大切です。情報を読んで「ここなら」と感じた瞬間に、迷わず予約に進める動線があるかどうかで、来院数は大きく変わります。
監修者
小森 健
「安心して通えるか」を伝える場
体を任せる以上、利用者がもっとも気にするのは「安心して通えるか」です。施術者の経歴や資格、院の清潔感、施術の流れ、料金の明確さ、口コミでの評判といった情報が、来院の判断を大きく左右します。とくに初めての人にとっては、「痛くないか」「無理な勧誘をされないか」といった不安が大きいもの。施術者の人柄が伝わる写真や、施術の流れの説明、明朗な料金提示によって、こうした不安を一つずつ取り除くことが、サイト全体の信頼感につながります。
業態によって表現・規制が変わる(重要)
整体・整骨院といっても、柔道整復師が施術する整骨院・接骨院、国家資格に基づかない整体院・カイロ、鍼灸師による鍼灸院では、法的な位置づけや使える表現が異なります。とくに整骨院・接骨院には柔道整復師法という法律があり、整体・カイロを含むすべての業態に景品表示法が関わります。「治る」「効果を保証する」といった表現は、業態を問わず慎重に避ける必要があります。この点は本記事の後半で詳しく解説しますが、まず「業態によって表現のルールが変わる」という前提を押さえておきましょう。
【業態別】整体院・整骨院サイトのポイント
ここからは、業態ごとにサイト設計のポイントを見ていきます。自分の院に近い業態を中心に、共通するヒントも取り入れてください。なお、どの業態でも後述の広告・表示規制への配慮は必須です。表現面は「安心・信頼」を軸に、効果を断定しない範囲で魅力を伝えるのが基本になります。
整骨院・接骨院(柔道整復師)
整骨院・接骨院は、柔道整復師という国家資格者が施術を行う業態です。サイトでは、有資格者であることや施術者の経歴を示し、信頼感を伝えることが大切です。保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫といった急性のケガに限られ、慢性的な肩こり・腰痛などは自費施術になるのが原則です。この区別を正しく、誤解のないように説明することが、トラブル防止の観点でも重要です。柔道整復師法など、この業態ならではの広告規制があるため、表現には特に注意が必要です(詳細は後述)。
整体院・カイロプラクティック
整体院やカイロプラクティックは、国家資格に基づく医療行為ではなく、いわゆる医療類似行為・リラクゼーションの位置づけになります。そのため、「治療」「治す」といった医療を想起させる表現は使えず、「整える」「コンディショニング」「リラックス」といった範囲で魅力を伝える工夫が求められます。施術のこだわりや院の雰囲気、施術者の人柄を丁寧に見せることで、効果を断定せずとも「行ってみたい」と思ってもらえるサイトになります。表現の線引きが難しい業態だからこそ、規制への理解が欠かせません。
監修者
桐生 沙耶
鍼灸院(はり・きゅう)
鍼灸院は、はり師・きゅう師という国家資格者が施術を行う業態で、あはき法(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律)に基づく広告規制の対象になります。サイトでは、有資格者であることや施術方針、衛生管理への配慮などを伝え、初めての人が抱く「はりは痛くないか」「衛生面は大丈夫か」といった不安に答えることが大切です。鍼灸も整骨院と同様に、効果を断定する表現や、医療と誤認させる表現は避ける必要があります。施術の流れや使用する器具の衛生管理を丁寧に説明すると、安心感が高まります。
リラクゼーション・もみほぐし系
リラクゼーションやもみほぐしを中心とする店舗は、医療類似行為とは一線を画す「癒し・リラックス」を軸にした業態です。サイトでは、店内の雰囲気やメニュー、料金、所要時間を分かりやすく見せ、「日々の疲れを癒す場所」としての心地よさを伝えることがポイントになります。この業態でも、身体の不調が「治る」といった効果を断定する表現は避け、あくまでリラクゼーションの範囲で訴求します。手軽に立ち寄れる雰囲気や、予約のしやすさを前面に出すと、リピート利用にもつながります。
業態別・押さえたいポイント(早見)
- 整骨院・接骨院:有資格者の信頼・保険適用範囲の正確な説明(柔道整復師法に注意)
- 整体・カイロ:医療を想起させない表現・院の雰囲気と施術者の人柄
- 鍼灸院:有資格者・衛生管理・初めての不安への配慮(あはき法に注意)
- リラクゼーション:癒しの雰囲気・メニューと料金・予約のしやすさ
整体院・整骨院のホームページに必須のコンテンツ

業態を問わず、整体・整骨院のサイトに共通して欠かせないコンテンツがあります。これらが揃っていないと、利用者は来院の判断に必要な情報を得られず、比較の段階で離脱してしまいます。ここでは、最低限そろえておきたい必須コンテンツを整理します。掲載コンテンツの考え方は、総合ガイドもあわせて参考にしてください。
施術メニュー・料金の分かりやすい提示
利用者がもっとも知りたい情報の一つが、施術メニューと料金です。どんな施術が受けられるのか、1回あたりの料金や所要時間、保険が使えるのか自費なのかを、分かりやすく示しましょう。料金を載せないサイトは、来院前の不安や不信につながりやすく、比較段階で敬遠されます。とくに整骨院では、保険適用の範囲(急性のケガに限る)と自費施術の違いを明確にしておくことが、トラブル防止の観点でも重要です。明朗な料金提示が、安心感と予約のしやすさにつながります。
院・施術者の紹介(写真つき)
誰が、どんな院で施術してくれるのか。これは来院の判断に直結する情報です。施術者の資格や経歴、施術への想い、院の清潔感が伝わる写真を、人柄が感じられる形で紹介しましょう。体を任せるサービスだからこそ、「どんな人が施術するのか」が見えることで安心感が大きく高まります。受付や施術スペースの写真、院の雰囲気が伝わる画像は、「ここなら安心して通えそう」という判断材料になります。実際の院の写真があるかどうかで、信頼感は大きく変わります。
監修者
桐生 沙耶
症状・お悩み別の案内(表現に注意)
「肩こり」「腰の不調」「スポーツでのケガ」など、利用者が自分の悩みに当てはめて読める案内は、来院動機を高めるうえで有効です。ただし、この業態では表現に細心の注意が必要です。「○○が治る」「必ず改善する」といった効果を断定・保証する表現は、景品表示法や医師法などの観点から避けなければなりません。あくまで「こんなお悩みの方が来院されています」「施術ではこのようなアプローチをしています」といった、効果を断定しない範囲での案内にとどめることが大切です。表現の線引きは、後の章で詳しく解説します。
予約・問い合わせ導線(Web予約・LINE・電話)
サイトを見て「行ってみよう」と感じた人が、迷わず予約できるようにする。これが予約導線の役割です。Web予約システム、公式LINE、電話など、複数の予約・問い合わせ方法を分かりやすく配置しましょう。とくに、その場で完結できるWeb予約や、気軽に質問できるLINEは、来院のハードルを下げる効果があります。営業時間外でも予約を受け付けられる仕組みがあると、「あとで電話しよう」と思って忘れられてしまう取りこぼしを防げます。各導線を目立つ位置に置くことが重要です。
整体・整骨院HPの必須コンテンツ
- 施術メニュー・料金(保険/自費の区別を明確に)
- 院・施術者の紹介(資格・経歴・写真)
- 症状・お悩み別の案内(効果を断定しない表現で)
- 予約・問い合わせ導線(Web予約・LINE・電話)
- アクセス・営業時間・地図(MEO対応)
- 口コミ・お客様の声(表現に配慮)
アクセス・営業時間・MEO対応
整体・整骨院は地域密着のサービスなので、通いやすさが重要な判断材料です。院の住所・地図・最寄り駅からの経路・駐車場の有無・営業時間を明記し、「近くて通えるか」がひと目で分かるようにしましょう。あわせて、Googleビジネスプロフィールを整え、マップ検索(MEO)に対応しておくことが欠かせません。「(地域名) 整体」「近くの整骨院」で探す人に見つけてもらうには、サイトとビジネスプロフィールの情報を一致させ、口コミを充実させることが効果的です。
予約・来院につながる導線設計
必須コンテンツが揃っていても、予約までの導線が弱いと成果にはつながりません。ここでは、サイトを「見られるだけ」で終わらせず、予約・来院という成果に結びつけるための設計ポイントを解説します。体の不調はタイミングが重要なため、いかに素早く予約まで運べるかが鍵になります。
Web予約システムの導入
予約のハードルを下げる最も効果的な方法の一つが、Web予約システムの導入です。電話だと「営業時間内にかけ直さないと」という心理的な負担がありますが、Web予約なら24時間いつでも、その場で予約を完了できます。空き状況がリアルタイムで分かる仕組みや、スマホで数タップで完了する手軽さがあると、予約率は大きく高まります。既存の予約ツールとの連携も含め、自院の運用に合った仕組みを選ぶことが大切です。予約のしやすさは、そのまま来院数に直結します。
監修者
遠野 涼真
LINE・電話・フォームの複数接点
予約・問い合わせの方法は、一つに絞らず複数用意するのが鉄則です。その場で予約したい人、まず質問したい人、電話で直接話したい人など、利用者によって好む方法は異なります。とくに公式LINEは、予約だけでなく、施術後のフォローや再来院の促しにも使え、地域のリピーター獲得に役立ちます。電話番号はスマホからワンタップで発信できるようにし、フォームは入力項目を絞って負担を減らすなど、それぞれの接点を使いやすく整えておきましょう。
Web予約を導入するメリット
Web予約は、営業時間外や施術中でも予約を受け付けられるため、「あとで電話しよう」による取りこぼしを防げます。24時間・スマホ数タップで完結する手軽さは予約率を高め、確認メールやLINE連携でキャンセル率の低下にもつながります。電話予約を好む層もいるため、Web予約と電話の併用が理想です。
スマホ最適化
整体・整骨院のサイトは、スマートフォンで見られることが圧倒的に多いコンテンツです。痛みや不調を感じた人が、その場でスマホで近くの院を探し、比較し、予約します。そのため、スマホでの見やすさ・操作のしやすさは必須条件です。文字サイズ、ボタンの押しやすさ、表示速度、予約フォームの入力しやすさを、スマホ基準で最適化しましょう。電話発予約やWeb予約のボタンを、スクロールしても押しやすい位置に固定するのも効果的です。スマホで使いにくいサイトは、それだけで予約を逃します。
口コミ・Googleビジネスプロフィール(MEO)
整体・整骨院選びでは、口コミの影響が非常に大きいのが特徴です。実際に通った人の評価は、初めての人にとって何よりの判断材料になります。Googleビジネスプロフィールを整え、口コミを集め、丁寧に返信することで、マップ検索(MEO)での露出と信頼が高まります。サイトにも、お客様の声を(効果を断定しない範囲で)掲載すると、安心感を補強できます。地域密着の院にとって、MEOと口コミ対策は、費用対効果の高い集客施策といえます。
整体院・整骨院のHPで注意する広告・表示規制

この業界のサイト制作で、最も注意したいのが広告・表示の規制への配慮です。整体・整骨院は、業態によって関わる法律が異なり、知らずに違反表現を載せてしまうと、行政指導や信頼の失墜につながるおそれがあります。ここは本記事で最も重要な章です。基本的な考え方を押さえておきましょう。
関わる主な法律(柔道整復師法・あはき法・景品表示法・医師法)
整骨院・接骨院には柔道整復師法、鍼灸院やあん摩マッサージにはあはき法という法律があり、それぞれ広告できる事項が限定的に定められています。これらは主にチラシや看板などの「広告」を対象としてきましたが、業態を問わずすべてに関わるのが景品表示法です。景品表示法は、ホームページやブログを含むあらゆる表示を対象とし、誇大な表現や誤解を招く表現を禁じています。さらに、医師が行う医療と誤認させる表現は医師法に抵触するおそれがあります。整体・カイロのような無資格の業態でも、これらの「誤認させない・誇大にしない」という原則は共通して適用されます。
ホームページと「広告」の関係
柔道整復師法やあはき法の広告規制は、従来、利用者が自ら検索して見にくるホームページは「広告」には当たらないと解釈されてきました。しかし、これは「ホームページなら何を書いてもよい」という意味ではありません。前述のとおり、景品表示法はホームページの表示にも適用され、過去には整骨院を運営する事業者が景品表示法違反で行政処分(措置命令)を受けた事例もあります。「広告規制の対象外だから大丈夫」と油断せず、サイトの表示も誇大・誤認のない内容にすることが求められます。なお、関連するガイドラインは改正の動きもあるため、最新の情報を確認することが大切です。
避けたい表現の例(業態共通)
- 「○○が治る」「必ず改善する」など効果を断定・保証する表現
- 「治療」「医師」など、医療・医行為を想起させる表現(医療類似行為の業態)
- 客観的な根拠のない最上級表現(「地域で一番」など)や、他院との比較表現
- 事実に基づかない、または効果を保証するような体験談・口コミ
整体・カイロ(無資格)で特に注意する表現
整体院やカイロプラクティックは、国家資格に基づく医療行為ではないため、「治療」「治す」「診療」といった医療を想起させる言葉は使えません。あくまで「整える」「ほぐす」「コンディショニング」「リラックス」といった範囲での表現にとどめる必要があります。また、症状名を挙げて「改善します」と断定するのも避けるべきです。難しく感じるかもしれませんが、施術のこだわりや院の雰囲気、利用者がどんな目的で来ているかを丁寧に伝えることで、効果を断定せずとも魅力は十分に伝えられます。表現に迷う場合は、専門家に確認すると安心です。
保険適用の正しい説明(整骨院・接骨院)
整骨院・接骨院でとくに注意したいのが、保険適用に関する説明です。健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫といった急性のケガに限られ、骨折・脱臼については原則として医師の同意が必要です。日常的な肩こりや慢性的な腰痛、疲労回復などは保険の対象外で、自費施術になります。「何でも保険で安く受けられる」かのような表現は、誤解を招くだけでなく不適切です。どんな場合に保険が使え、どんな場合は自費になるのかを正確に説明することが、利用者との信頼関係とトラブル防止につながります。
監修者
小森 健
整体院・整骨院の集客方法とサイトの連携
ホームページは、単体で集客するものではなく、さまざまな集客施策の受け皿として機能します。とくに地域密着の整体・整骨院では、マップ検索や口コミとの連携が成果を大きく左右します。ここでは、サイトと相性の良い主な集客方法を整理します。
MEO(地域名+症状・院で見つけてもらう)
整体・整骨院の集客で、まず力を入れたいのがMEO(マップ検索最適化)です。「(地域名) 整体」「近くの整骨院」で探す人にとって、Googleマップの検索結果は最初の入り口になります。Googleビジネスプロフィールの情報を充実させ、写真や口コミを整え、サイトの情報と一致させることで、マップからの来院を増やせます。地域密着で生計を立てる院にとって、MEO対策は費用対効果が高く、最優先で取り組みたい施策です。サイトとビジネスプロフィールを連動させることで、相乗効果が生まれます。
SEO・お悩みコラム
「(地域名) 整体」といった検索だけでなく、「肩こり 原因」「腰の不調 セルフケア」など、悩みに関する検索からの流入も見込めます。こうしたお悩みに答えるコラム記事を発信することで、検索からサイトへの入り口を増やし、院への信頼を育てられます。ただし、コラムでも効果を断定する表現は避け、一般的な情報提供にとどめる配慮が必要です。SEOは効果が出るまで時間がかかりますが、広告費をかけずに継続的な集客につながる、資産型の施策です。
Web広告とランディングページ
短期間で新規の来院を増やしたい場合は、Web広告が有効です。検索連動型のリスティング広告は「今まさに院を探している人」に、SNS広告は地域の潜在層にアプローチできます。広告の効果を高めるには、リンク先を通常のトップページではなく、目的を絞った専用のランディングページ(LP)にすることが重要です。広告で来た人が迷わず予約まで進める設計にすることで、限られた広告費を無駄なく成果に変えられます。新規オープンやキャンペーン時には、特に効果を発揮します。
監修者
小森 健
口コミ・SNS・チラシとの連動
整体・整骨院は、口コミや紹介の影響が大きい分野です。施術に満足した利用者の口コミは、何よりの集客資産になります。SNSで院の日常や施術へのこだわりを発信したり、チラシや院内ツールにサイトや予約ページのQRコードを載せたりして、各施策からサイト・予約へ自然に誘導する設計にしておきましょう。オフラインの接点とオンラインをつなぐことで、それぞれの施策が相互に効果を高め合い、新規とリピートの両方を底上げできます。
整体・整骨院の主な集客チャネルとサイトの役割
- MEO(Googleマップ):「近くの整体/整骨院」探しに最も強い。最優先
- SEO・お悩みコラム:継続的な無料集客。サイトが受け皿
- Web広告(リスティング/SNS):短期集中。専用LPで予約につなげる
- 口コミ・SNS・チラシ:興味を持った人がサイト・予約ページで最終判断
整体院・整骨院のホームページ制作費用の相場
サイト制作を検討するうえで、費用の相場観は欠かせません。整体・整骨院のサイト費用は、規模・デザイン・機能・依頼範囲によって変動します。ここでは目安と、費用を左右する要素、抑える工夫を整理します。正確な金額は見積もりで確認する前提で、判断の物差しとしてご活用ください。
規模別の費用目安
一般的に、テンプレートを活用した小規模な院サイトであれば数十万円程度、オリジナルデザインで設計から作り込み、Web予約や症状別ページを整えた本格的なサイトでは数十万円から百万円前後が目安になります。Web予約システムの連携や、複数店舗の管理、広告用のLPまで含めると、さらに費用は変わります。あくまで目安であり、ページ数・デザインの作り込み・写真撮影の有無によって上下するため、複数社の見積もりで相場感をつかむのが確実です。撮影は院の印象を左右するため、予算配分の検討ポイントになります。
整体・整骨院サイトの費用感(目安)
- テンプレート活用の小規模サイト:比較的抑えめ
- オリジナル設計+症状別ページ+Web予約:中〜高価格帯
- 複数店舗管理・予約システム連携:上振れしやすい
- 院の印象を左右する写真撮影は投資価値が高い部分
費用を左右する要素と抑える工夫
費用は、主にページ数、デザインの作り込み、Web予約などの機能、写真撮影の有無で決まります。費用を抑えたい場合は、最初に必須の機能とあとから追加してよい機能を切り分け、コア部分から作って段階的に拡張する進め方が有効です。一方で、院の印象を決める写真は、費用をかける価値が高い部分です。自院で用意できる素材を増やしつつ、要となる部分には投資するというメリハリが大切です。費用相場の詳細は、費用ガイドの記事もあわせてご確認ください。
費用の内訳や相場をさらに詳しく知りたい方は、ホームページ作成の費用相場ガイドで項目別に解説しています。
補助金・助成金の活用も検討を
中小規模の院であれば、ホームページ制作やデジタル化にあたって、補助金・助成金を活用できる可能性があります。販路開拓を支援する小規模事業者持続化補助金のウェブサイト関連費や、自治体独自の助成金などが候補です。なお、よく誤解されますが、IT導入補助金(現在のデジタル化・AI導入補助金)は、ホームページ制作費そのものには基本的に使えません。ただし、予約管理システムなどの登録ITツールの導入であれば対象になる場合があります。制度の対象や条件・公募期間は年度ごとに変わるため、必ず公式の公募要領で最新情報を確認しましょう。
整体院・整骨院のホームページ制作会社の選び方
整体・整骨院のサイトで成果を出すには、制作会社選びも重要です。デザインの綺麗さだけでなく、「業界の表示規制を理解しているか」「予約・MEOなど集客に対応できるか」という視点で選ぶことが、失敗を避ける近道になります。制作会社選びの基本は、専用ガイドもあわせてご覧ください。
業界の表示規制を理解しているか
整体・整骨院のサイトでは、前述の広告・表示規制への配慮が欠かせません。規制を知らない制作会社に任せると、「治る」「効果絶大」といった違反のおそれがある表現をそのまま載せてしまい、後でトラブルになりかねません。制作実績や提案内容を見て、業界特有の表現ルールを理解しているか、効果を断定しない範囲で魅力を伝える工夫ができるかを確認しましょう。医療・医療類似業態のサイト制作に慣れた会社であれば、こうした配慮を踏まえた提案が期待できます。
監修者
遠野 涼真
予約・MEOなど集客に対応できるか
整体・整骨院の集客は、サイト単体ではなく、Web予約・MEO・口コミとの連携が成果を左右します。そのため、サイト制作だけでなく、Web予約システムの導入支援や、Googleビジネスプロフィールの整備、口コミ対策まで相談できる会社だと安心です。「作って終わり」ではなく、来院という成果につなげるための集客全体を見据えた提案ができるかを確認しましょう。地域密着の集客に知見がある会社であれば、限られた予算でも効果的な施策を組み立ててくれます。
公開後の運用まで任せられるか
整体・整骨院のサイトは、キャンペーンや営業時間の変更、口コミへの対応など、公開後も手を入れる場面が多いものです。そのため、作って終わりではなく、公開後の更新や運用に対応できる体制があるかが大切です。自院で更新したいのか、制作会社に任せたいのかを整理したうえで、保守・運用プランの有無や、急ぎの更新への対応を確認しましょう。さらに、広告運用やMEOまで一貫して任せられる会社であれば、集客の成果を継続的に伸ばしていけます。
制作会社選びのより詳しい基準は、Web制作会社の選び方でも解説しています。あわせて参考にしてください。
整体・整骨院の制作会社選びチェック
- 柔道整復師法・景表法など業界の表示規制を理解しているか
- Web予約・MEO・口コミ対策など集客に対応できるか
- 効果を断定しない範囲で魅力を伝える表現の工夫ができるか
- 公開後の更新・広告運用まで一貫して任せられるか
整体院・整骨院のホームページ制作に関するよくある質問
最後に、整体・整骨院のホームページ制作を検討する方からよく寄せられる質問をまとめました。個別の事情によって最適解は変わるため、迷ったときの参考にしつつ、具体的な相談は制作会社に直接行うのがおすすめです。表現の可否に迷う場合は、専門家への確認も検討してください。
Q1. 小さな個人院でもホームページは必要?
必要です。むしろ大手チェーンと比べて知名度で不利な個人院こそ、サイトで施術のこだわりや人柄を伝える意義が大きいといえます。利用者は規模に関わらずスマホでサイトを見て比較するため、丁寧に作られたサイトがあるだけで、信頼感と予約のしやすさが高まります。小規模でも、メニュー・料金・施術者紹介・予約導線・MEOという基本を押さえれば、十分に集客の武器になります。
Q2. ホームページに「治る」と書いてはいけないの?
避けるべきです。「治る」「必ず改善する」といった効果を断定・保証する表現は、景品表示法や、医療類似行為の業態では医師法などの観点から問題になるおそれがあります。とくに整体・カイロのような無資格の業態では、「治療」など医療を想起させる言葉も使えません。「こんなお悩みの方が来院されています」といった、効果を断定しない範囲での表現にとどめるのが安全です。判断に迷う場合は専門家に確認しましょう。
Q3. 口コミやお客様の声は載せていい?
載せられますが、表現には配慮が必要です。事実に基づかない口コミや、効果を保証するような内容は避けるべきです。とくに「これで完治しました」のような、効果を断定する体験談は問題になるおそれがあります。実際の利用者の声を、効果を断定しない範囲で掲載し、本人の同意を得ることが前提です。あくまで「どんな目的で来院し、どう感じたか」を伝える範囲にとどめると安心です。
Q4. Web予約は導入したほうがいい?
強くおすすめします。電話だけだと、営業時間外や施術中に取りこぼしが発生しますが、Web予約なら24時間いつでも予約を受け付けられます。スマホで手軽に予約できる仕組みは、来院のハードルを下げ、予約率を高めます。既存の予約ツールとの連携も可能なので、自院の運用に合った方法を選ぶとよいでしょう。電話予約を好む層もいるため、Web予約と電話を併用するのが理想です。
Q5. 保険適用について、どう書けばいい?
正確に書くことが大切です。整骨院・接骨院で保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫といった急性のケガに限られ、慢性的な肩こり・腰痛などは自費になるのが原則です。「何でも保険で安くなる」かのような表現は誤解を招くため避け、どんな場合に保険が使え、どんな場合は自費かを明確に示しましょう。正確で誠実な説明が、かえって利用者の信頼につながります。
Q6. 補助金は使える?
中小規模の事業者であれば、小規模事業者持続化補助金のウェブサイト関連費や、自治体独自の助成金などを活用できる可能性があります。一方で、IT導入補助金(現・デジタル化・AI導入補助金)は、ホームページ制作費そのものには基本的に使えません(予約システムなどの登録ITツールは対象になる場合があります)。対象や条件・公募期間は年度ごとに変わるため、必ず公式の公募要領で最新情報を確認してください。
Q7. 公開後の集客まで相談できる?
会社によります。サイト制作だけの会社もあれば、MEO・Web広告・LP制作まで含めて集客を一貫して支援できる会社もあります。整体・整骨院の集客は予約・MEO・口コミの連携が鍵になるため、「作るだけ」で終わらせず、来院を増やすところまで取り組みたい場合は、公開後の集客・運用まで相談できる会社を選ぶとよいでしょう。最初の相談時に、対応範囲を確認しておくのがおすすめです。
整体院・整骨院のホームページ制作はピークスマーケティングへ
整体・整骨院のホームページは、作るだけでなく、予約・来院という成果につなげてこそ価値があります。当社ピークスマーケティングは、東京都大田区に拠点を置く制作会社で、整体院・整骨院のサイト制作実績もあり、ホームページ制作・LP制作に加え、広告運用・SEO・MEOまで一気通貫で手がけています。地域密着の集客づくりを得意としています。
制作から集客(MEO・LP・広告)まで一気通貫
当社の強みは、ホームページ制作だけでなく、Googleビジネスプロフィールを活かしたMEO対策、Web広告の運用、予約獲得用のLP制作までを一つの窓口でまとめて相談できる点です。地域商圏で勝負する整体・整骨院では、サイト・MEO・広告を一体で設計することが成果への近道になります。整体院・整骨院のサイトについても、SEO集客に強いサイトや、気功整体といった特殊なジャンルまで、クライアントのご要望に応じて制作してきた実績があります。これまで幅広い業種で累計300以上のサイト構築に携わってきた知見を活かし、限られた予算でも来院につながる集客の仕組みづくりをお手伝いします。
ピークスマーケティングの特徴
- 東京都大田区に拠点。地域密着の店舗集客に対応
- 整体院・整骨院のサイト制作実績(SEO集客サイト・気功整体など特殊ジャンルにも対応)
- 予約フォームの実装に対応。Web予約導線・スマホ最適化で予約・来院を後押し
- 制作・LP・Web広告・SEO・MEOを一気通貫でサポート
- 表示規制に配慮しつつ、魅力が伝わるサイトを設計
予約・来院を増やす導線設計

整体・整骨院の集客では、予約導線の設計が成果を大きく左右します。当社では、利用者の不安を踏まえたページ構成や、Web予約・LINE・電話への分かりやすい動線、スマホ最適化によって、予約・来院につながる設計を行います。予約フォームの実装にも対応しており、自院の運用に合った予約の受け方をご提案します。あわせて、業界特有の表示規制に配慮しながら、効果を断定しない範囲で院の魅力がしっかり伝わるサイトをご提案します。公開後も、MEOや広告運用まで含めて成果を伸ばすお手伝いが可能です。整体・整骨院のサイト制作・集客をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
監修者
小森 健
まとめ:整体・整骨院のHPは「安心」と「予約導線」、そして「適切な表現」で選ばれる

整体・整骨院のホームページは、利用者に比較・検討される起点であり、予約・来院という成果につなげる集客装置です。安心感を伝えるコンテンツと、迷わず予約できる導線を両立させつつ、業界特有の表示規制に配慮することが、選ばれるサイトの条件になります。業態ごとの違いを踏まえ、誠実で魅力的なサイトを設計しましょう。
本記事のポイント
- サイトは利用者が比較・検討する起点であり、予約につなげる集客装置
- 業態(整骨院・整体・鍼灸・リラク)で関わる法律と使える表現が変わる
- 必須コンテンツ:メニュー料金・施術者紹介・予約導線・アクセス(MEO)
- Web予約・スマホ最適化・MEO・口コミが来院数を左右する
- 「治る」「効果保証」など効果を断定する表現は避ける(景表法・医師法等)
- 制作と集客(MEO・LP・広告)を一貫できる会社だと成果につなげやすい
ホームページ制作の全体像や費用感をあらためて確認したい方は、総合ガイドもあわせてご覧ください。
整体・整骨院のホームページ制作・リニューアル・集客強化をご検討の方は、お気軽に当社のお問い合わせフォーム、または見積もり依頼フォームからご相談ください。
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本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社
代表取締役 小森 健
本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社 代表取締役
小森 健
ベンチャーから大手広告代理店まで、Web制作・デジタルマーケティング領域に従事。
複雑なWebサイト制作、LP制作、比較サイト制作、ECサイト構築、動画制作を中心に、情報設計・デザイントンマナ設計を起点としたフロントエンド設計・CSS・PHP実装まで一貫して対応。
本記事では、Web制作の実務経験をもとに、内容の正確性と実務での再現性の観点から監修を行っています。
