ホームページの作成の費用は、制作するサイトの種類や規模、デザイン・機能の内容によって大きく変動します。場合によっては数百万円に達することもあり、「できるだけコストを抑えたい」と悩む方も少なくありません。
この記事では、ホームページ制作にかかる料金相場や費用項目の内訳、費用を抑えるポイントを分かりやすく解説します。これから制作会社へ依頼を検討している方にとって、費用感を把握するうえでの参考になる内容です。
目次
ホームページ作成の費用を左右する要素と料金相場
ホームページの制作費用は「どんなサイトを作るか」「どのくらいの規模にするか」「どの制作会社へ依頼するか」によって大きく変わります。これら3つの要素を理解しておくことで、自社に合った予算感を把握できるでしょう。
ホームページ制作費用における3つの要素
ここでは、ホームページ制作費用の主な決定要素と、それぞれの料金相場を詳しく解説します。
作成するホームページの種類と料金
ホームページの種類によって必要なデザイン・システムが異なるため費用に大きな差が出ます。代表的なサイトの料金相場は以下の通りです。
- コーポレートサイト:10~150万円
- ECサイト(ネットショップ):20~100万円
- オウンドメディア(ブログ・情報サイト):20~100万円
- LP(ランディングページ):10~50万円
例えば、企業のブランド力を高めるコーポレートサイトはテンプレートを活用すれば10万円台でも可能ですが、オリジナルデザインで作成する場合は50~150万円が相場です。また、ECサイトは規模や機能によって差が大きく、既存のサービス(BASEやカラーミーショップ等)を利用すれば20~50万円程度、独自システムを導入すれば50万円以上かかるケースもあります。
ホームページの規模別費用相場
ページ数や必要な機能の量によっても費用は変動します。規模別の費用は、おおよそ以下の通りです。
- 10ページ前後の小規模サイト:10~30万円
- 20ページ前後の中規模サイト:60~100万円
- 40ページ前後の大規模サイト:200~500万円
小規模なサイトであればCMSを利用して10万円程度で作成可能ですが、独自システムを導入すると30万円以上かかるケースもあります。規模が大きくなるにつれてコンテンツやシステム開発の工数が増えるため、特に大規模サイトは200万円以上を見込む必要があります。
制作会社・フリーランスの規模別費用相場
依頼先の規模によっても料金は変わります。制作会社やフリーランスごとの費用相場は以下の通りです。
- 中小規模の制作会社:30~100万円
- 大規模の制作会社:100~1,000万円
- フリーランス:10~100万円
一般的に大規模な制作会社ほど料金は高く、中規模サイトでも100万円前後、大規模案件では1,000万円近くかかるケースもあります。一方、フリーランスへ依頼すれば比較的安価に依頼できる場合もありますが、制作体制や品質の面でリスクもあるため、コストとクオリティのバランスを見極めることが大切です。
ホームページ制作は制作会社とフリーランスどちらに依頼すべき?
ホームページ制作を依頼する際には、制作会社に発注する方法とフリーランスへ依頼する方法の2つが代表的です。一般的に制作会社は費用が高くなりやすい一方で品質や体制が整っており、フリーランスは比較的安価で柔軟に対応してもらえる半面、品質や納期に不安が残るケースもあります。
つまり「どっちが良いか」は一概に決められず、目的・予算・求めるクオリティに応じて選ぶことが重要です。ここでは制作会社とフリーランス、それぞれのメリット・デメリットを比較して解説します。
制作会社に依頼するメリット・デメリット
制作会社に依頼するメリット
制作会社に依頼する最大のメリットは、プロのデザイナーやエンジニアによる高品質なホームページ制作を実現できる点です。デザイン性・機能性・セキュリティのバランスが取れており、企業の信頼性を高めるサイトを構築できます。
ポイント
さらに社内外の専門スタッフが対応するため、サポート体制や運用の継続性も安心です。
制作会社に依頼するデメリット
最大のデメリットは費用の高さです。オリジナルデザインやシステム開発を含めると、数十万円から数百万円規模になるケースもあります。格安を売りにする制作会社も存在しますが、品質にバラつきがあるため慎重に見極めることが重要です。
フリーランスに依頼するメリット・デメリット
フリーランスに依頼するメリット
フリーランスの大きな魅力は低コストと柔軟な対応力です。制作会社よりも安く依頼できるケースが多く、数万円~数十万円で対応してもらえることもあります。
ポイント
また、個人で働いているため意思決定が早く、コミュニケーションがスムーズに進む点も強みです。
フリーランスに依頼するデメリット
一方で、品質や納期にリスクがある点は大きなデメリットです。仕上がりは個人のスキルに左右されるため、場合によっては期待通りの品質にならないこともあります。
また、スケジュール管理が甘いフリーランスの場合、納期が遅れるリスクもあるため依頼前に実績やポートフォリオを必ず確認することが大切です。
ホームページ制作の主な費用項目と相場
ホームページ制作を依頼する際には、まず見積もりを確認するのが一般的です。見積もりを依頼することで、制作費用の具体的な内訳が分かり予算計画を立てやすくなります。
また、相場と比較して極端に高すぎたり安すぎたりしないかをチェックすることで、悪質な会社を避ける判断材料にもなります。
ただし、見積もりの中には専門用語や聞きなれない項目も多く、「なぜこの費用が必要なのか」が分かりにくいケースもあります。ここでは、ホームページ制作にかかる代表的な費用項目と、それぞれの料金相場について解説します。
ホームページ制作の主な項目
ディレクション費(進行管理費)
ディレクション費とは、ホームページ制作全体を管理するディレクターの人件費です。制作の進行管理や各担当者との調整を担うため、制作会社に依頼する場合はほぼ必ず発生します。
料金の算出方法は以下の2パターンが一般的です。
- 制作費全体に対する割合:10~30%
- 作業日数による算出:1日あたり3~5万円
相場としては5~30万円程度。小規模サイトなら数日で完了するため費用を抑えられますが、大規模サイトでは高額になる傾向があります。
企画費用
企画費用は、サイトのコンセプト設計やコンテンツの方向性を企画段階から依頼する場合に発生します。依頼主の要望をヒアリングし、ターゲットや目的に沿ったサイト構成を具体化する工程です。
料金相場は以下の通りです。
- 固定費用:0~20万円
- 全体費用に対する割合:10~20%
企画費用を見積もりに含めない制作会社もありますが、含まれる場合は20万円前後になるケースが多いです。必ず見積もりで確認しましょう。
コンテンツ制作費用
コンテンツ制作費用は、テキスト・画像・動画などの制作にかかる費用です。SEO記事やLP用コピーなど、専門性の高いものほど単価は上がります。
相場は以下の通りです。
- テキスト:1記事あたり1~10万円
- 画像:1枚あたり1~5万円
- 動画:15秒あたり3~5万円
簡易的な文章は1文字1円程度で依頼可能ですが、専門記事は10万円前後かかる場合もあります。また、動画制作は規模によって差が大きく、3分程度の動画で30~60万円が目安です。
コーディング費
コーディング費は、HTML・CSS・JavaScriptなどを用いてデザインをWeb上に実装する作業の費用です。シンプルなページ構造なら低価格で済みますが、ECサイトなど機能を組み込む場合は高額になりやすいです。
相場は1ページあたり1.5~6万円です。
ポイント
WordPressなどCMSを活用すればコーディング費を抑えられるため、コスト削減にもつながります。
システム構築費
システム構築費は、検索機能・ショッピングカート・問い合わせフォームなどの機能を実装するための費用です。高度なプログラミングを伴うため、金額は他の項目よりも高額になりやすいのが特徴です。
代表的な相場は以下の通りです。
- 検索機能:1~10万円
- 問い合わせ機能:1~5万円
- WordPressの導入・カスタマイズ:5~20万円
- 独自のホームページ管理システム:20~100万円
- ECシステム:30~500万円
簡単な機能なら数万円ですが、本格的なECシステムや独自CMSを構築する場合は数百万円規模になることもあります。
ホームページ制作費用を抑える3つのポイント
本格的なホームページを制作すると、規模によっては100万円以上かかるケースもあります。見積もりの段階で費用感を把握していないと、すぐに予算オーバーしてしまうことも少なくありません。
ホームページ制作費用をできるだけ抑えるためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
ホームページ制作費用を抑える3つのポイント
テンプレートやCMSを活用する
ホームページをゼロからオリジナルで構築すると工数が膨大になり、費用も高額になります。そこで効果的なのがテンプレートやCMS(Wordpressなど)の活用です。
WordPressには「テーマ」と呼ばれるデザイン・機能が一体化したテンプレートが豊富にあり、無料から有料まで幅広く選べます。テーマを導入するだけでデザイン性と機能性に優れたホームページを短期間・低コストで構築可能です。
ポイント
コストを削減を重視するなら、CMSとテンプレートの組み合わせが最も有効な方法と言えるでしょう。
必要な情報に絞り込む
ホームページには多くの情報を載せられますが、不要なページやコンテンツを増やすとその分コストも増加します。目的に直結する必要な情報だけを厳選して掲載することが、費用を抑える最大のポイントです。
例えば、自社商品を紹介することが目的であれば、製品詳細ページ・問い合わせフォーム・会社概要だけで十分です。採用情報や役員紹介ページなどは必須ではありません。目的を明確化することで、不要なページ作成を避け、制作費用を大幅に削減できます。
自社で用意できる素材を準備する
制作会社にすべてを依頼するとコストが膨らむため、自社で作成可能な素材はできる限り準備するのがおすすめです。
例えば、会社沿革・商品説明のテキスト・ロゴ・写真などは社内で用意すれば費用を削減できます。また、CMSの初期設定だけを制作会社に依頼し、コンテンツ作成を自社で進めれば大幅なコストダウンが可能です。
ポイント
ただし、自社のリソースやスキルを超えて無理に対応すると、クオリティが下がるリスクがあります。「どこまで自社で対応できるか」「どこから制作会社に任せるか」を明確に線引きすることが重要です。
まとめ|ホームページ作成費用の相場と費用を抑えるコツ
ホームページ作成の費用は、サイトの種類・ページ数・依頼先の規模によって大きく変わります。目安としては小規模サイトで10~30万円、中規模サイトで60~100万円、大規模サイトでは200~500万円程度が相場です。
費用を抑えるためにはテンプレートやCMSを活用したり、掲載情報を絞り込んだりする工夫が有効です。また、自社で用意できる素材は自社で対応し、専門性が必要な部分は制作会社に任せることで、コストを抑えながら高品質なホームページを作成できます。
ホームページ制作は企業の信頼性や集客力に直結する重要な投資です。相場感を理解し目的に合った依頼方法を選ぶことで、費用対効果の高いホームページを実現できるでしょう。

本記事の監修者
ピークスマーケティング株式会社 代表取締役
小森 健
大手広告代理店(東証プライム)でマーケティングやクリエイティブ作成を担当。
HP制作やLP制作、EC構築、デジタルマーケティングを得意領域とし、企画デザインからサイト実装まで一貫して対応可能なのが強み。
10年以上IT業界にいる知見を活かし、本サイトを運営。
