海賊版について

漫画bank(漫画バンク)はなぜ閉鎖した?代わりになるおすすめのサイトも紹介!

暇つぶしの定番アイテムの一つといえる漫画、多くの人が何かしらの漫画を読んでいるのではないでしょうか?

今はいろいろな漫画サイトが登場しているので、電子書籍として漫画を楽しんでいる方も多いと思います。

しかし、漫画サイトの中には危険なものも含まれていて、今回紹介する漫画バンクもその一つです。

いったい漫画バンクの何が危険なのでしょうか?

また漫画バンクはすでに閉鎖していますが、同じような危険なサイトはまだ残っています。

この記事を読めば、漫画バンクのようなサイトの危険性を理解してもらえると思います。

漫画バンクの代わりに安心・安全に漫画を無料で読む方法についても紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

そもそも漫画bank(漫画バンク)とは?漫画を無料で読めたが閉鎖済み!

  • 漫画を無料で読めた
  • 漫画自体は違法アップロードしていた海賊版サイト
  • 2021年11月4日に閉鎖された
  • 運営元は逮捕された
  • ウィルス感染や情報漏洩などの危険性も指摘されている

漫画バンクは無料で漫画を公開している漫画サイトで、利用者は会員登録なしで漫画を無料で読むことができました。

コロナウィルスにより自宅で過ごす時間が増えたことで漫画の需要が高まり、漫画サイトを利用する人も急速に増えていました。

そんな中、無料で漫画が読むことができた漫画バンクは特に人気があり、月間アクセス数は8100万を超えることもありました。

しかし、漫画バンクは2021年11月4日に閉鎖し、今はサイトにアクセスすることはできません。漫画バンクを運営していた中国在住の男性も逮捕されました。

なぜ漫画バンクは閉鎖することになったのでしょうか?

漫画バンクが閉鎖した理由や、漫画バンクと同じようなサイトの危険性・違法性について紹介していきます。

漫画bank(漫画バンク)が閉鎖した理由とは?どんな違法性があった?

無料で漫画が読めることで人気だった漫画バンクですが、実は違法な海賊版サイトでした。

海賊版サイトとは、漫画や音楽などを著作権を無視して無断で利用しているサイトのことです。

漫画バンクは漫画を無許可でアップロードして、それらを無料で読めるようにしていました。

無許可でのアップロードはもちろん違法です。

しかし、会員登録せずに無料で漫画が読めたため、多くの人が違法と知りつつも漫画バンクを利用していました。

海賊版サイトの利用者が増えれば、正規のサイトが被害を受けます。

ある試算では、2021年の1月~10月の被害額は7827億円とも言われています。

事態を重くみた集英社・KADOKAWA・講談社・小学館の4社は、漫画バンクの運営者の身元を特定するため、Googleに対して運営者の情報を開示するよう請求しました。

漫画バンクの運営者はおそらく情報開示から逃れるために、2021年11月4日に漫画バンクを閉鎖しましたが、結局、中国在住の男性であると特定され、2022年6月15日に日本円で約93万円の支払いを命じられています。

中国で個人に対する罰金としては重いほうらしいのですが、被害の大きさを考えると軽いと感じてしまいます。

漫画バンクの閉鎖についてTwitterでの評判を見てみると、漫画バンクの閉鎖を惜しむ声や、無料でマンガを読むことを自慢するような意見がある一方、海賊版サイトとそれを利用している人に対して批判的なツイートも多く見つかりました。

漫画bank(漫画バンク)の代わりになる?やっぱり違法な危険サイト

海賊版サイト現在の稼働状況
Fbay閉鎖済み
漫画村閉鎖済み
漫画PLAY稼働中
2CC閉鎖済み
13DL.NET稼働中
Combay(漫画ベイ)閉鎖済み
漫画raw稼働中
Rawkuma稼働中
MANGAZIP稼働中
※2022年10月現在

漫画バンクの代わりとなる海賊版サイトは他にもあり、どこかが閉鎖すれば新たな海賊版サイトが稼働するといったことが繰り返されています。

当然ですが、海賊版サイトは善意で漫画を無料で公開しているわけではありません。

「無料で読める」というエサで利用者を誘って、不当にお金儲けをすることが目的です。

海賊版サイトを利用していると、次のような被害にあうリスクがあります。

  • コンピューターウィルスに感染する
  • 個人情報が流出・悪用される
  • 詐欺やマイニング被害にあう

個人情報が悪用されれば、SNSが乗っ取られたり、クレジットカードが不正利用されたりするリスクがあります。

また、フィッシング詐欺やマイニング被害にあった利用者もいるようです。

ちなみに、フィッシング詐欺とはクレジットカードやパスワードといった重要な個人情報を盗む詐欺行為で、マイニング被害とは自分のコンピューターが仮想通貨のマイニングに利用されることです。

そしてなにより、海賊版サイトで漫画を読むことは、自分の利益の代わりにクリエーターの不利益につながっていることを忘れてはいけません。

違法と知りながら海賊版サイトから漫画をダウンロードすると、著作権の侵害で「2年以下の懲役」か「200万以下の罰金」が科される可能性があります。

今は「ダウンロードすること」が違法行為の対象ですが、今後は「WEB上で読むこと」に対しても何らかの規制がかかるかもしれません。

自分が被害者にならないためだけではなく、好きな作品を応援するという意味でも、海賊版サイトを利用しないようにしましょう。

漫画を合法・安全に無料で読むためには?

  • 上場企業や運営元がしっかりしているサイトを使う
  • 試し読みや無料キャンペーンを利用する
  • 割引キャンペーンを活用して実質的に無料で読む

まずは、運営元があやしくないことを確認しましょう。

例えばAmebaマンガを運営している株式会社サイバーエージェントであれば大手上場企業ですし、正規配信サイトを証明するABJマークも取得しているので、信用できると分かります。

気になる漫画サイトを見つけたら、まとめ記事などで安全性を確認してみましょう。

また、合法・安全な漫画サイトでも無料で読める漫画はたくさんあります。

毎日1話が無料で読めたり、1巻がまるごと無料で読める場合もあります。

中には全話を無料で読むことができる漫画もあります。

そして、ほとんどの漫画サイトは利用者がお得に漫画を読むことができるように、定期的にキャンペーンを実施しています。

例えば、Amebaマンガなら新規加入者を対象に「100冊まで40%OFF」で漫画を購入できるクーポンを配っています。

これなら、40冊分は実質無料です。

多くの漫画サイトは月額プランを用意していて、これに加入することでお得に漫画を読むことができます。

月額プランを大きく分けると、「定額で読み放題になるもの」と「定額で専用通貨を買うもの」に分けられます。

例えば、コミックシーモアが用意している月額プランは「定額で読み放題になるもの」で、月額1,480円で全ての漫画を読むことができます。

単行本を月に4冊以上読む方なら十分に元をとれますね。

最初の7日間は無料となっていて、無料期間中に解約すれば料金は一切かかりませんので、気軽に試してみてください。

もう一つの「定額で専用通貨を買うもの」とは、その漫画サイト内で利用できる専用通貨を購入するプランです。

例えば、Amebaマンガでは、マンガコインを月額プランで購入することでボーナスコインがもらえるため、ボーナスコインで購入した漫画は実質無料です。

まとめ

この記事では漫画バンクが閉鎖された理由や、その危険性・違法性について紹介しました。

漫画バンクは閉鎖されましたが、同じような海賊版サイトは後を絶ちません。

無料というエサにつられて海賊版サイトを利用していると、個人情報の流出や詐欺被害など、無料よりも大きな被害を受けるリスクがあります。

また「被害者」ではなく「加害者」として自分が逮捕される可能性があることも忘れてはいけません。

正規の漫画サイトでも無料で読める作品はたくさんありますし、キャンペーンを利用することでお得に購入・レンタルできるチャンスも多いです。

また、正規サイトを使うことはクリエーターの活動を応援することにつながります。

海賊版サイトの代わりに安心・安全な漫画サイトを利用して、漫画を楽しみましょう!